【メーカー特典あり】ケムリクサ 1巻[上巻] (ブックレット付) [Blu-ray] の感想
参照データ
タイトル | 【メーカー特典あり】ケムリクサ 1巻[上巻] (ブックレット付) [Blu-ray] |
発売日 | 2019-03-29 |
監督 | たつき |
出演 | 小松未可子 |
販売元 | movic co.,LTD.(PLC)(D) |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | » DVD » ジャンル別 » アニメ |
購入者の感想
2017年の春、突如アニメ界隈の注目を集めた「監督」、紆余曲折あっての待望の新作。
この二年の間、ある者は侮蔑をこめて、またある者は敬愛をこめてその名を呼び続ける。
一見芸術家肌のクリエイターでありながら、その実ファンの要望に応えるエンターテイナーであり、また多くのアニメーションの動きが爽快さとリアリティーを求める中、独特の「電脳人形劇」とでも表現したい硬質な芝居は彼の欠点であると同時に人びとを惹き付けて止まない魅力の要。
また、この二年の紆余曲折はそれまでの彼の「意味」を装飾したに過ぎなかったキャラクターを「デザイン」に押し上げた。
「ケムリクサ」 歩の暗き闇の中で静かに熱く燃え上がる、謎多き物語。
我らが住む現実世界が壊滅したかの様な背景の下、命を失う悲しみはあれど恐怖の希薄な、仲間を想う愛はあれど恋はその存在すら知らない乙女の形をした命の器。
世界再生のプログラム。
創作において物語の核心を覆い隠す闇は善きにしろ悪きにしろファンの推察と不安を煽るものだが、本作はその闇のカーテンの奥で強固に構築された舞台上で繰り広げられるドラマを安心して観賞できる。
そしてもうひとつ、本作は変化球に見せかけた直球のボーイミーツガールの物語でもあるようだ。
赤い血をもたぬ乙女の頬が紅潮するのは彼女らが造られし者である証。
不可思議な姉妹と異物である青年の出会いが産み出すうねりを、存分に楽しもう。
本商品は4話づつ3巻に分けて収録、監督はシリーズとしての構成のみならず商品としてのまとまりも念頭に置き、また前作ではかなわなかった自らの下での全話オーディオコメンタリィーを実現、テレビで全話視聴してなお映像ソフトを購入する意味を構築する。
無論、予約済みである事を添えて。
2019.3.31追記
オーディオコメンタリーについて
他作品で有りがちな内容に無関係な雑談はほとんど無く、
出演者と共に作品を鑑賞しているがごとき体感を味わえる。
この二年の間、ある者は侮蔑をこめて、またある者は敬愛をこめてその名を呼び続ける。
一見芸術家肌のクリエイターでありながら、その実ファンの要望に応えるエンターテイナーであり、また多くのアニメーションの動きが爽快さとリアリティーを求める中、独特の「電脳人形劇」とでも表現したい硬質な芝居は彼の欠点であると同時に人びとを惹き付けて止まない魅力の要。
また、この二年の紆余曲折はそれまでの彼の「意味」を装飾したに過ぎなかったキャラクターを「デザイン」に押し上げた。
「ケムリクサ」 歩の暗き闇の中で静かに熱く燃え上がる、謎多き物語。
我らが住む現実世界が壊滅したかの様な背景の下、命を失う悲しみはあれど恐怖の希薄な、仲間を想う愛はあれど恋はその存在すら知らない乙女の形をした命の器。
世界再生のプログラム。
創作において物語の核心を覆い隠す闇は善きにしろ悪きにしろファンの推察と不安を煽るものだが、本作はその闇のカーテンの奥で強固に構築された舞台上で繰り広げられるドラマを安心して観賞できる。
そしてもうひとつ、本作は変化球に見せかけた直球のボーイミーツガールの物語でもあるようだ。
赤い血をもたぬ乙女の頬が紅潮するのは彼女らが造られし者である証。
不可思議な姉妹と異物である青年の出会いが産み出すうねりを、存分に楽しもう。
本商品は4話づつ3巻に分けて収録、監督はシリーズとしての構成のみならず商品としてのまとまりも念頭に置き、また前作ではかなわなかった自らの下での全話オーディオコメンタリィーを実現、テレビで全話視聴してなお映像ソフトを購入する意味を構築する。
無論、予約済みである事を添えて。
2019.3.31追記
オーディオコメンタリーについて
他作品で有りがちな内容に無関係な雑談はほとんど無く、
出演者と共に作品を鑑賞しているがごとき体感を味わえる。