シェイクスピア全集 (6) 十二夜 (ちくま文庫) の感想
参照データ
タイトル | シェイクスピア全集 (6) 十二夜 (ちくま文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | W. シェイクスピア |
販売元 | 筑摩書房 |
JANコード | 9784480033062 |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 戯曲・シナリオ » イギリス・アメリカ |
購入者の感想
松岡和子さん翻訳で送るシェークスピア・シリーズの第5巻。松岡訳は従来のものに比べるとテンポが早く、軽快。訳注を参照しつつじっくりと内容を読み解いてゆく、という学術的シェークスピアというよりは、なによりもまず「読んで面白い!」翻訳です。松岡さんのそんな翻訳スタイルがもっとも威力を発揮するのは、この『十二夜』のような作品ではないでしょうか。たわいもないおとぎ話なのだけれど、なにか心に残る、そんなシェークスピアの「喜劇」の世界。『ハムレット』や『リア』といった重い作品だけがシェークスピアではないのです。ぜひあなたの本棚に!