ガイアドクターのメタ診断 生命知の殿堂 現代医学と日本政治の病理を抉る! の感想

これは今までに存在したことの無い画期的な内容の本である。生命体にとって免疫はきわめて重要なものであるが、その実態を自らのガンの手術として体験することで、病気とは何か健康とは何かについて迫り、日本と米国の医療制度について比較し、現在日本のの医療の問題点を掘り起こした啓蒙の書である。しかも、じっくりと自らの頭で考えながら、物事の本質について掘り下げて考察するような、非常に考え深く検討して書かれた本である。
しかもね医療に折る一般常識と考えられている、最先端と称されている仮説の多くが、いかに未検証で未熟なものであるかについて、地球の医者の視点で検証している。それによると個人としての肉体の病理だけでなく、日本という社会組織が非常に健康を損ない病んでおり、日本の病理現象が極めて末期症状を呈しているために、徹底的な治療が必要であることを具体的に証明している。それをカミトロニクスという革命的な論証の仕方を通じて、実に分かりやすく親切に示している点で、この本はきっと古典として未来の多くの読者に、素晴らしい問題提起と歴史的な証言を残している。このような本が誕生したことを心から嬉しいと思う。