ことばの認知プロセスー教養としての認知言語学入門ー の感想

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参照データ

タイトルことばの認知プロセスー教養としての認知言語学入門ー
発売日2017-04-18
製作者安原和也
販売元三修社
JANコード9784384012415
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 言語学 » 言語学

購入者の感想

わかりやすさなどを目的に口語文体で書いたと最初に説明があります。
この著者は本を読む時に脳内で音読するタイプの人でしょうか??そうではない私にとっては、この口語文体は非常に読みづらいものでした。
まず、1文が異様に長いものが多いです。そのため、句読点や、句読点で挟んだ挿入句が多いです。これがあまりにも読みづらい。長い文章は逆接や挿入句の多用で捻られ、切られ、脇にそれ、、、1文を読み終わるまでこれら全部覚えておかないといけないとは疲れます。
また、念押しのような同じ内容の繰り返し、多少の正確さは犠牲にしても省いてくれたほうが読みやすかった語の多用(少なくとも、ここでは、この場合では、ではないかと思います、考えてみてほしいと思います、など)。ほか、全体的にどの文も冗長です。
これらは講演会でお話として聞くぶんにはよいかもしれませんが、活字で読まされるのはたまりません。(入門書とはいえ)学術書であることを考えるとなおさらです。薄い本です。少しでも文字数を稼ぎたかったのでしょうか。
専門用語の扱いにも中途半端な箇所がありました。例えば、「集団全体」という語の後に、"(またはグループ全体)"というかっこが毎回付いてくる箇所があります。集団・グループという語はそのように説明し直す必要があるのでしょうか?あるのであれば、その説明も欲しかったです。
さらに、最初に相撲の階級や土俵を例に話を進めています。相撲の知識がない私にとっては読み方の分からない漢字の羅列は苦痛でした。もっとよい例があるはずです。

認知言語学者はみなこのような文章を書くのか気になります。そこで、巻末に紹介されている別の入門書も読んでみることにします。その動機づけになったので星を2個としておきます。

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