龍が如く 維新! - PS4 の感想

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　2年前（2016-2017年）くらいにプレイして、思い出したのでちょっと書いてみる。

　極道モノのVシネをモチーフとした『龍が如く』シリーズの外伝。新撰組の斉藤一が実は坂本龍馬だった、という歴史のイフを綴ったアクションアドベンチャーゲーム。
　まず結論を書くとこのゲーム、結構人を選ぶと思う。シリーズファン、というより、歴史ファンがどう思うか･･･。
　自分は歴史をいじったような話しに嫌悪感はないし、シリーズの良い点悪い点を把握してるのでトロコンまで遊べた。

■ストーリーは歴史物のイフ
　先述したように本作は歴史物のイフ。つまり、史実はこうだけど本当はこうだったんじゃないか、という脚本家の想像を膨らませたような世界観になっている。
　江戸での剣術修行から土佐に帰ってきた龍馬は、吉田松陰殺害のぬれぎぬをかけられ、逃げるように土佐を後にする。その後、斉藤一と名乗り吉田松陰殺害の真犯人を探しながら京に流れ着く。というのが発売前に公開された序盤の大まかなストーリー。
　主人公の正体が坂本龍馬。ということは史実で言うところの龍馬暗殺はどうなるのか？というところだが、そういうところを含む帳尻合わせはストーリー内でなされてはいる。が、細かいことを考えないほうが楽しめるかもしれない。
･･････まあ、あの結末はあり得ないよね。
　ストーリーが楽しめるかどうかは時代劇モノ、人情モノ、歴史上のイフモノをどこまで許容できるか、だと思う。

■キャラクターの顔は歴代のシリーズキャラクター
　『龍が如く』のシリーズを知らない人は、歴史上の人物キャラの顔を見て首を傾げるかもしれない。というのも、本作のキャラの大半、特に新撰組関係はシリーズ歴代のキャラの容姿で登場する。言ってみればシリーズのファン作品の側面も持っている。だからこそ坂本龍馬（斉藤一）の顔が有名な写真と似ても似つかないイカツさを持ってるし、美少年のハズの沖田宗司が“ああ”なってたりする。
　もっとも、ストーリー上そこにも秘密があったりするわけだが･･･。
　他にもシリーズ恒例の、フェイスキャプチャーで再現されたゲスト俳優も多数。