【Amazon.co.jp限定】ゴールデンカムイ 第一巻<初回限定版>(『ゴールデンチケット』キャンペーン対象)(1~3巻購入特典:「アニメ描きおろし収納BOX」「キャスト北海道ロケ映像ディスク」引換シリアルコード付き)(早期予約特典:豪華金箔仕様B2番宣ポスター&アシ[リ]パさんランチョンマット付き) [Blu-ray] の感想

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本作を大いに楽しめるのは、マンガを読まなくなって久しいこともあり
原作未読なのが少なからず幸いしているのかもしれない。
例えば「AKIRA」をアニメとマンガのどちらかを選べと迫られたとしたら
個人的には泣く泣くマンガのほうを選ぶだろうし
大好きな原作の名を借りた全くの別物にしか思えない「プラネテス」のアニメ版は
おそらくこの先も受け入れることはできそうになかったりするので、本作を批判したくなる気持ちも充分理解できる。

TV放送の時は録画機器が不調になるという悲劇に襲われて、実のところ第3話までしか観ることができなかった。
遅らばせながらAmazonビデオでもようやく視聴可能となったけど
4話収録という良心的な商品仕様が決め手となり、思いきってパッケージ版を購入。

空いた穴からゴールデンな文字が見える、紙質にこだわりを感じるモノクロのアウターケースと
金箔風のジャケットが鮮やかなデジパックが本編同様に何とも味わい深い。
勢力別の現在地と刺青の所有状況が実用的な各話の解説や
監督と主役コンビの座談会インタビューも記載されている32Pのブックレットは、なかなかの読み応え。
「虐殺器官」や「刻刻」と同様に、初見の印象は決して賞賛に値するものではないのに
徐々に愛着と味わいが増してくる真摯に制作された映像と、実力者揃いの声優陣による圧巻の演技が織り成す
独自の世界観は、ジェノスタジオ作品の醍醐味であり真骨頂とさえいえる。

正直半分はお試しのつもりで手にした第1巻だったけど、これは是非とも全巻を揃えさせていただきたい。
10月からの2期が楽しみで仕方ない、テーマソングも秀逸な2018年春アニメ屈指の血湧き肉躍る快作。