BEASTARS 11 (少年チャンピオン・コミックス) の感想
参照データ
タイトル | BEASTARS 11 (少年チャンピオン・コミックス) |
発売日 | 2018-11-08 |
製作者 | 板垣巴留 |
販売元 | 秋田書店 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック |
購入者の感想
(注意:ややネタバレあり)
少し裏切られたように感じました。ここまで面白い設定を用意して、主人公にさんざん悩ませて、修行までさせて、その挙句にいちばんのタブーを犯させるとは。しかもそのタブーは、主人公が戦うそもそもの動機であったはず。
これが例えばアメリカのドラマだったら、もう選択肢がないところまで追い込んだ上で、どちらでもない解決策を見つけ出すでしょう。だからこそカタルシスが得られる。追い込まれたからといって敵のやり方を踏襲したら、正義がなくなってしまう。
逆に、もしも悪を描きたいなら…、影の部分を取り込んで大人になることを描きたかったのなら、「綺麗な目」などと美化してほしくはなかった。肉を食べることでしか勝てないのなら、それは彼の正義が負けたということに他ならない。それなのに「綺麗な」悪があるような描き方をするのは逃げだと思うのです。これまでの倫理的な葛藤がそれこそ無意味になる。とりわけ食べることと愛(友情)を同一視するかのような描き方は、リズの歪んだ自己正当化と何ひとつ変わりません。
前巻までが最高におもしろい漫画だっただけに、今回の判断にはがっかりしました。複雑で難しい問題なのはわかります。それでもできる限り真摯さを貫いてほしかった。まだ続くようなので、次巻以降の展開に期待します。
少し裏切られたように感じました。ここまで面白い設定を用意して、主人公にさんざん悩ませて、修行までさせて、その挙句にいちばんのタブーを犯させるとは。しかもそのタブーは、主人公が戦うそもそもの動機であったはず。
これが例えばアメリカのドラマだったら、もう選択肢がないところまで追い込んだ上で、どちらでもない解決策を見つけ出すでしょう。だからこそカタルシスが得られる。追い込まれたからといって敵のやり方を踏襲したら、正義がなくなってしまう。
逆に、もしも悪を描きたいなら…、影の部分を取り込んで大人になることを描きたかったのなら、「綺麗な目」などと美化してほしくはなかった。肉を食べることでしか勝てないのなら、それは彼の正義が負けたということに他ならない。それなのに「綺麗な」悪があるような描き方をするのは逃げだと思うのです。これまでの倫理的な葛藤がそれこそ無意味になる。とりわけ食べることと愛(友情)を同一視するかのような描き方は、リズの歪んだ自己正当化と何ひとつ変わりません。
前巻までが最高におもしろい漫画だっただけに、今回の判断にはがっかりしました。複雑で難しい問題なのはわかります。それでもできる限り真摯さを貫いてほしかった。まだ続くようなので、次巻以降の展開に期待します。
足食べてたから勝てた。。。。なんか今までの葛藤やらなんやらが無駄になった感じしました。レビュー荒れてるかと思ったけど、意外とみんな色々な解釈の仕方して「有り!」って感じなのにもびっくりした。
自分の考えが浅いだけかもしれないけど、「肉食べた」って時点でなんかもう読んでる時の熱が冷めました
自分の考えが浅いだけかもしれないけど、「肉食べた」って時点でなんかもう読んでる時の熱が冷めました