H VOL.122 2019年 02 月号 [雑誌]: CUT 増刊 の感想

約120ページのうち巻頭44ページが『映画刀剣乱舞』の大特集です。
①6～23ページが刀剣男士のグラビア
②24～41ページが役者インタビュー
③42～43ページが監督の耶雲哉治さんのインタビュー
④44～45ページが脚本の小林靖子さんのインタビュー
⑤46～47ページがゲームの刀剣男士一覧画像
⑥48～49ページがゲームの世界観・シナリオ・キャラクターデザインを手がけるニトロプラス代表の小坂崇氣さんのインタビューです。

①全て全画面印刷で文字が一切ない迫力のグラビアです。被写体の美しさでのみ勝負しており、成功しています。ページの半数以上を占める三日月宗近役の鈴木拡樹さんなどは衣装の柔らかさまで伝わってきて大展覧会への興味がわきました。

②役者がそれぞれ映画刀剣乱舞にどのような姿勢で取り組んだかが詳細に語られています。舞台から継続して同じ役を演じている役者が自身の役作りに自信を持っていることなど役への思いの強さが感じられました。経験の浅い骨喰藤四郎役の定本楓馬さんの、この物語は刀の擬人化的なものではないということを撮影前にみなさんに教わったというお話が興味深いです。

③刀やウィッグを一から作ったお話やクランクイン前に不安に思っていた事項のお話などが詳細に語られます。グラビアで美しいと思った三日月宗近の衣装はなんと総シルクとのことです。

④映画刀剣乱舞のオファーを受けた決め手やどのように物語を構築していったかが詳細に語られます。どういう理由でああした小道具を登場させたのかといったことまで明らかにしてくださり大変腑に落ちました。

⑤左上から右下に向かって刀帳順で祢々切丸まで。最下段の入手難易度にクラクラします！