ガラス玉演戯 (Fukkan.com) の感想

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参照データ

タイトルガラス玉演戯 (Fukkan.com)
発売日販売日未定
製作者ヘルマン ヘッセ
販売元復刊ドットコム
JANコード9784835440972
カテゴリジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » ドイツ文学

購入者の感想

本当は星の数で表すことすら出来ません。この本が復刊された事に
心から感謝します。
ヘルマン・ヘッセが10年の歳月をかけて書き上げた、最後の小説作品です。そして、日本では井出先生の「ガラス玉遊戯」と共に20年程絶版でした。
内容は説明自体が・・・難しいですね・・・。
「ヒトはどうあるべきか」をヘッセの考えで導いてくれます。と、言った所でしょうか。感想を言葉にしても伝わるものではない、と思います。読んでみて下さい。
でも、少しだけ(笑)。・・・西暦2400(?)程の未来、芸術と数学、そして瞑想を伴って行われる、究極芸術の「ガラス玉演戯」。
その「名人」(頂点)ヨーゼフ・クネヒトの「伝記」というスタイルを採っております。勿論それは、ヘッセ自身の思想を反映させていますが。
クネヒトの成長と共に、ヘッセの「ヒトは、どう在るべきか」という考えに、核心に近づいていきます。
それと、主人公クネヒトの名前、「しもべ」という意味です。
頂点に立つ者の名前が「しもべ」です。作品自体をある程度予感させますね。
ヘッセを「青春小説作家」と、お思いの方も多いと思いますが、色々なへッセ作品に触れるうちに、そうでは無い事を知るでしょう。(「荒野のおかみ」あたりから)実は精神世界に踏み込む作品が多く、ヘッセを難く考えてしまいがちですが、やはり、最後に求めるのは「ガラス玉演戯」になると思います。
文体も難く、難解に思えますが、ゆっくり読めば良い事です。そして、
少しずつ受け止め、受け入れる事が出来れば、それで良いと思います。
私自身、こ本に出会えた事は人生の中で、とても大きい出来事です。
この本は、ヒトの在り様を変えてしまう程のを持っています。
正に、ヘッセが紙に書き残した未来への遺産です。
そして、この本の序章とも言える「東方巡礼」も復刊させるべきだと思います。
・・・と、ロスハルデ(湖畔のアトリエ)の復刊も期待いたします。

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