海のOh, Yeah!! (完全生産限定盤) の感想

桑田さんの意向で「PARADISE」「この青い空、みどり 〜BLUE IN GREEN〜」「君こそスターだ」「夢に消えたジュリア」を選曲しなかったそうですが訳が分かりません。
「君こそスターだ／夢に消えたジュリア」なんかオリコンで1位になった曲ですよ。
この4曲を選曲しないで「ベスト盤」と呼べるのですか？
桑田さんがこのアルバムに対して選曲する時の考え方は、理解に苦しみます。
「時系列？」ベスト盤にそんな事関係ないですよ。
売れた曲を集めれば、ファンが納得できるベスト盤になると思います。
一番の問題は選曲する側のベスト盤なのか、買って聴く側のベスト盤なのかというところだと思います。
私は、後者だとお思います。
このベスト盤に選曲して欲しくなかった曲ベスト4「私の世紀末カルテ」「FRIENDS」「SEA SIDE WOMAN BLUES」「イエローマン~星の王子様~」この4曲を選曲しなければ、最初に書いた4曲は入れれたハズです。
しかし、CDの音質は最高なので、この評価とします。
きっと、前作の「海のYeah!!」よりは売れないでしょう。

４０年間、第一線で活躍しているからには、それはそれは非凡な才があると思う
そして、商業システムとして図体がデカくなることも避けられないでしょうな
だから、『なんか、しなきゃいけない』んでしょう
それは、１）アルバム・新曲をリリースする、２）コンサートをする、ことです
これが、周年記念をダシに、才能にぶら下がっている所帯を喰わせて行かなければならない、『産業ロック』ってやつですよね（『おいしいね〜傑作物語』より）

１）については、直前までソロ活動を行なっており、アルバム制作もツアーも、そっちに力を注いでいた
当然、サザンに時間を割く余裕はなく、ベストアルバムで茶を濁すことに
『新曲を披露しない訳にもいかないか』という桑田の責任感のもと３曲を書き下ろすが、『戦う戦士たちへ愛を込めて』はソロじゃないか？という曲調（ほんとは『ガラクタ』用？）、『壮年ジャンプ』はCM用にサビだけ作ったものを強引に新曲にするためAメロを加えたようで、前半部と後半部の繋がりに違和感しかない上、合いの手に「シュワシュワ」とアイドルとは関係ない文言が抜けない始末（だって、アイドルじゃなくてサイダーだもんね）
２）のツアーに関しては、２０１９年全国ツアーという、４０周年とは関係なくなっちゃた年の開催に（さすがにまずかろうと、強引に６月にNHKホールを押さえて２日だけ敢行）

もうね、無理に活動しなくていいですよ
我々はちゃんと待ってますから
４５周年でも５０周年でも構わないので、新アルバムができたら「〜周年！！」してくださいな