イスラム国とは何か の感想

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タイトルイスラム国とは何か
発売日販売日未定
製作者常岡 浩介
販売元旬報社
JANコード9784845113989
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門

購入者の感想

2014年8月、アメリカが「イスラム国」撲滅を目指して空爆を開始。それから既に1年が経過した。ブルームバーグ2015年8月22日配信の記事によると、「米軍による18日の空爆で過激派組織『イスラム国』のナンバー2、ファディル・アフマド・ハヤリ幹部が死亡した」とある。これまでにイスラム国の幹部は何人も殺害されたようだ。
また、日本人を含む民間人人質の、斬首による度重なる処刑など、イスラム国の残虐行為は、イスラム圏諸国の多くの人々に非難され嫌悪されていると聞く。サウジアラビア、バーレーン、カタール、UAE、ヨルダン、そして今年7月にはトルコまで、いくつものイスラム圏諸国がイスラム国の空爆に参加している。
 それなのに、いまだイスラム国の僕滅には程遠い状況に見える。何故なのだろう?空爆は本当に効果があるのか?イスラム教の人たちの多くがイスラム国を非難し嫌悪しているというのは本当なのか?一般メディアによる報道に現れてこないイスラム圏独自の事情があるのではないのか?このような疑問を、私と同様にお持ちの方がおられたら、この本を強くお勧めしたい。
著者常岡浩介氏は、アフガニスタン、エチオピア、チェチェン、イラクなどの戦場に赴き取材してきたジャーナリストだ。さらにご自身がイスラム教徒であり、イスラム世界の人々の内面についての理解も深い。イスラム国そのものにも3回にわたって潜入した体験がある。その常岡氏がインタビューに答えるという形でこの本はつくられている。常岡氏の考えを余すところなく引き出すインタビュアーは、北朝鮮拉致事件や原発事故の報道で高名な、ジン・ネット代表の高世仁氏だ。高世氏は、常岡氏の取材をテレビ番組としてプロデュースしてもきた。
読後、表面的な報道の影に隠れた、イスラム圏独自の内面、文化に、少しは触れることができたと思った。特に印象に残ったのは、次のような常岡氏の洞察だ。

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