松任谷由実40周年記念ベストアルバム 日本の恋と、ユーミンと。 (通常盤) の感想

ずっと買い逃したままだった、ユーミンのアルバム。
やっと購入できました。

荒井由実時代からの曲も収録されており、3枚のCDに収録されているもの、どれを聴いても飽きがきません。

しかも１曲目からラスト曲まで、古い時代の曲から最近のものまで絶妙な順番で収録されているのですが、歌詞カードにあった小林克也氏の「聴き方の提案」にあったように、終わりのほうから最初の曲に向かって聴いてみると、何だか新鮮な感じがあります。

わたしは特に、4歳くらいで日本から海外へ暮らすという経験をしたために、ユーミンのことも実は帰国する85年までまったく知らない人だったので、同級生で仲良くなった女の子から「青春のリグレット」や「メトロポリスの街角で」などが収録された85年のアルバム「DA・DI・DA」をカセットテープで貸してもらって聴いた時の、感動は今も鮮明に覚えてます。

西欧諸国や北欧で、日本の曲を耳にする機会が殆どなかったため、洋楽と邦楽の持ち味を両方併せ持つユーミンのメロディーと、あの、独特の歌い方は新鮮で、かつ、斬新で、すっと耳に入ってきて、ずっと残るメロディにすっかりハマりました。
そんな事情があって、ユーミンは日本に帰ってきてから知った人で、日本に帰ってきて以降の子供時代の過去を振り返るとき、ユーミンの曲が必ず頭に浮かんで流れてくるくらいです。

今作は40周年記念アルバムということですが、98年くらいにも「Neue Musik」という二枚組の初ベストが出ましたが、収録曲がかぶるだけに、こちらのベスト盤の「音質」が、かなり細部に渡ってクリアーに聞こえてくるので、聴き比べると面白いです。

今回、ユーミンのアルバムに収録されていた曲を中心にしたベスト盤が出ましたが、そちらのほうは今回、ちょっと見送りました。
どのくらい、音質がいいのか、という点が焦点になったのですが、収録曲のほうも見た時に悩んだため、まずは買い逃したメジャーな曲ばかりのこちらから買いました。

こちらのほうは、買って損なしでした。
暫くユーミン漬けになりそうです。

長い期間のベストアルバムなのに、昔聞いた曲の新しい発見とかあって10枚組ぐらいでもいいかと思いました。