合格る計算 数学III (シグマベスト) の感想

アプローチの仕方，考え方まで詳しく書いてあるのがよい。
分量も多く，計算練習にはもってこい。
個人的にはカルキュールよりはこちらのほうが使いやすいと思っている。

計算力のアップのための、計算のやり方などが、よい例、悪い例をあげて、書かれています。

微積分は定義から分かるように、極限の扱いが土台にありますが、
これについて、十分できると自信のある受験生は意外と少ないのでは
ないでしょうか？
極限の計算が分かってくると様々な微分への理解が進み、自信と確信がついてきます。
また、積分の計算はどうしても瞬時の発想に頼るだけでは限界があり、
ある程度の計算訓練、経験を必要とします。
これらを満たしてくれるのが本書です。

旧版IIICでも微分積分は数学IIIでも使えますが新課程入試を受ける人ははじめからこちらのIII版を買えばよいです。

いちばんの特徴は悪い計算とよい計算を比較して示していること。
よいこわるいこふつうのこというネタがむかし欽ちゃんでありましたがあれみたいでよい計算法のどこがよいのか対照して見ることで浮き上がってよくわかります。

そして練習題が多い。
4Stepなみです。

しかも練習題のすべてに途中式つきの解説がついています。

計算に関してここまで詳しい数学の本は2014年7月時点では他に類がありません。

数学とくに数学IIIは計算で決まります。
活用できるでしょう。