ベンジャミン・バトン 数奇な人生 [DVD] の感想

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参照データ

タイトルベンジャミン・バトン 数奇な人生 [DVD]
発売日2010-04-21
監督デビッド・フィンチャー
出演ブラッド・ピット
販売元ワーナー・ホーム・ビデオ
JANコード4988135804396
カテゴリDVD » ジャンル別 » 外国映画 » ドラマ

購入者の感想

禍福は糾える縄の如し… 人生良い時もあれば悪い時もありますよね。

この作品は、私自身は何度か観ており、是非家内とも一緒に観たい作品なのですが、未だ果たせていません。
と言いますのも、家内の実母の介護が長く続いておりまして、介護期間も10年を超えていました。

痴呆から始まり、情緒不安定になり何かにつけて家内に当たり~ 夜間の頻繁な徘徊~ 徘徊先で警察のお世話に~ 徘徊時の事故で骨折~ 長期に渡る通院介助と在宅介護~ 寝たきり~、と、家内自身、心底疲弊させられる様な出来事が長年に渡って続き…
家内も精神的肉体的に一杯一杯なのは私の目から見ても明らかでしたので、この作品を観せるのは躊躇われました。
裏を返せば、観る人の状況状態によっては、マイナスのベクトルの心理的影響を強く与えかねない、そう思わせてしまう位の、「力」のある作品だと思いました。

そんな家内の母も、昨年冬に亡くなりました。
身近にいるものの、家内が母の死をどう消化したか、私には解りません。
一周忌が過ぎた位で、私も虚心で何も気遣う事無く、この作品を家内と一緒に観れたらいいなぁ、と思います。

自分自身の人生すらままならないのに、自分以外の他人の人生と重ね合わせた上で… となると尚更ですよね。
ベンジャミンとデイジーも、想いとチャンスはあるものの、なかなか「タイミング」が噛み合わない。
長い人生の中で、たまたま偶然にも噛み合ったその「タイミング」が、お互いにとってベストな状態、時期とも限らない。

一瞬の刹那に燃える人生も、またドラマティックなものです。

こんな事を言うと興を削いでしまうかも知れませんが…
私個人の想いとしては、ベンジャミンには、野良猫のオス的な生き方では無く、せめて大事な何かを得た後は、自分のエゴは頃し、その時にいた場所に根を張って生きて欲しかったです。
まあ、どんな生き方をしても、野良猫のオスの様に人知れず何処かで数奇な人生を閉じるのも、それがその人の人生なのですが…

老人介護をしたことがあります。今現在、日々年をとっていく自分とまだ小さい子供がいる生活を送っていて、
いろいろ考えさせられる映画でした。
養母の深い愛情のおかげで生きられたベンジャミン。
実父でさえ思わず捨ててしまった、あんな気持ち悪い子供ふつうは可愛がられませんよね。
生まれ育った家で死んでいく。あの家で出会った2人が、見た目は逆になり、またあの家で絵本を読んで過ごす。
デイジーもまた深い愛です。

赤ちゃんからお年寄りまでの映像技術が素晴らしいですね。
長編映画でしたが飽きもせず早送りもしないで、ぐいぐい引き込まれていきました。
「永遠はない」と言っていたベンジャミンが「永遠はある」に変化した所が深いと思いました。

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