キングスマン： ゴールデン・サークル (吹替版) の感想

前作の面白さのせいで、期待値が高くなりすぎた感はありますが、充分に楽しめる一本！今年、中学生になる息子も観ましたが、PG12のために若干気まずいシーンもあり…。

内容的には、一作目好きの人に向けた様々な要素も散りばめられてます。前作同様に、コリン・ファース演じるガラハットの「礼節が人を作るんだよ」のシチュエーションとセリフで、観客のテンションを上げさせておいてからの、えっ！てなる展開は大好きです。

俳優さんたちが身に纏う服を見てるだけでも、楽しい気持ちにさせてくれます。我が家の兄弟は、英米好みが別れたので、同じ男の子でもカッコいいと思うポイントは違うんだな、というのは新たな発見でした！個人的には、雨降る中でマーリンが着ていたオイルドジャケットがカッコいい！とお気に入り。

少しガチャガチャし過ぎた感はありますが、アクションを楽しむも、服を楽しむも、分かりやすいトランプ下げてクリントン上げる風刺など、監督マシュー・ヴォーンは民主党押しか…と政治的に観るも、様々な切り口で楽しめる一本です。

１は繰り返し観るくらい大好き（アマゾンＴＶとＢＲ＆ＤＶＤも購入）で、２を楽しみにしていました。ですが、残念、がっかりでした。「普通」の映画になってしまいました。主人公が彼女に電話する下りなどは、あり得ません。全編に自主規制かな、とも思いますが、１のように突き抜ける感じがまったくありません。期待さえしなければ、裏切られなかったと自分を慰めています。３も作る伏線がありますが、次回は期待をしないで観たいと思います。