ダイヤモンドＺＡｉ (ザイ) 2018年2月号 ［雑誌］ の感想

総花的に株価の予測を展開しているので、ボーナスを元手にちょっと始めてみようという人に向いています。
ただ、個々の記事に新味は無いので掘り出し物を探したいとか、色気は持たないこと。
それから本誌は理論株価という記事が目玉ですが、当てにならないのでこれ目当てには買わないことです。
なにしろ、理論株価と実際の株価の乖離率が上下に数十パーセントもあるのでは説得力がない。単に過去の利益の伸びをいじっているだけなのと、成長価値という指標などは前期と今期の比較だけという安直さ。これを目安にポートフォリオを組み直す人がいるんだろうか。
意外に出来が良いのが漫画。二本ともちょっと参考になる。「恋する株式相場」は今の仕手戦をわかりやすく解説していますし、「どこから来てどこへ行くのか日本国」は意外にも離婚の法律知識をお金の面から解説しています。意外と本格的で面白い。
人生でお金の問題はつきないが、よほど編集部に痛い目にあった人がいるのだろうなあ。