イムリ 17 (ビームコミックス) の感想
参照データ
タイトル | イムリ 17 (ビームコミックス) |
発売日 | 2015-04-25 |
製作者 | 三宅 乱丈 |
販売元 | KADOKAWA / エンターブレイン |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック |
購入者の感想
カーマの北極基地を奪還するつもりが罠に嵌められたデュルク陣営。
多大の犠牲を払いながらも脱出に成功するが、咄嗟の判断により、味方のイムリ「ニコ」と、敵ながらデュルクの双子である覚醒者「ミューバ」が共にデュルクへの決定的な不信感を抱く結果に。
架空の惑星の被支配民族の自由を求める闘いの主幹を、個人的な感情のウネリと共に描く、傑作大河SFです。
戦争時のリーダーが下さなければいけない辛い決断と、科学力と人を操る能力「侵犯術」を持たないイムリ達の、唯一の希望である超能力を宿すアイテム「道具」の謎が解明される読み応え充分な巻です。
直情で、思い込みの激しいニコ、ミューバがデュルクに抱く感情の苦い描写は見事ですが、読んでいて大変辛い。
そして、本作の主要人物に訪れる残酷な運命を匂わせるラストには、次巻を読みたくなくなる様な強烈な引きが御座います。
途中から入るのにはやや敷居が高いかも知れませんが、良く有る「物語を終わらせない。」タイプの長編では御座いません。
是非一巻からお読み頂けると幸甚です。
多大の犠牲を払いながらも脱出に成功するが、咄嗟の判断により、味方のイムリ「ニコ」と、敵ながらデュルクの双子である覚醒者「ミューバ」が共にデュルクへの決定的な不信感を抱く結果に。
架空の惑星の被支配民族の自由を求める闘いの主幹を、個人的な感情のウネリと共に描く、傑作大河SFです。
戦争時のリーダーが下さなければいけない辛い決断と、科学力と人を操る能力「侵犯術」を持たないイムリ達の、唯一の希望である超能力を宿すアイテム「道具」の謎が解明される読み応え充分な巻です。
直情で、思い込みの激しいニコ、ミューバがデュルクに抱く感情の苦い描写は見事ですが、読んでいて大変辛い。
そして、本作の主要人物に訪れる残酷な運命を匂わせるラストには、次巻を読みたくなくなる様な強烈な引きが御座います。
途中から入るのにはやや敷居が高いかも知れませんが、良く有る「物語を終わらせない。」タイプの長編では御座いません。
是非一巻からお読み頂けると幸甚です。