映画術 その演出はなぜ心をつかむのか の感想
参照データ
タイトル | 映画術 その演出はなぜ心をつかむのか |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 塩田明彦 |
販売元 | イースト・プレス |
JANコード | 9784781611006 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » アート・建築・デザイン |
購入者の感想
古典ハリウッドをよく思ってるみたいで、それについては、感情場面や感情演技の省略が逆に感情を盛り立てる。とか書いてあって、びっくりした。感情については二、三個重ねて描くといいらしい。つまり複数の感情が揺らいでいる状態。など、すごく読みやすくて、面白かった。映画通になった気分です。
海外の映画祭で賞を取るような作家性の高い作品(『月光の囁き』『どこまでもいこう』『害虫』『カナリア』)から、テレビ局出資の娯楽映画(『黄泉がえり』『どろろ』『抱きしめたい』)まで、どんな題材でも職人的にきちんと演出できるのは、やっぱりいろんなタイプの映画を膨大に観てないとできないし、いろんなタイプの演出を愛していないとできないはず、と思っていたが、本書を読んで「やっぱりそのとおりだった」と思った。
人気俳優から無名の子供まで、どんな環境でも、人物をいかに魅力的に撮るか、ということを体を張ってつづけてきた塩田明彦だからこそ語れる<演出のエッセンス>が面白くないわけがない。読み終わったあとは、映画の見方が変わるだけでなく、人間を見る目も変わります。
あと、本書の「非公式サイト」では、本のなかで登場するいろんな映画のシーンが実際に動画で見られるようになっているので、こちらもおすすめです!
http://www.eigajutsu.com/
人気俳優から無名の子供まで、どんな環境でも、人物をいかに魅力的に撮るか、ということを体を張ってつづけてきた塩田明彦だからこそ語れる<演出のエッセンス>が面白くないわけがない。読み終わったあとは、映画の見方が変わるだけでなく、人間を見る目も変わります。
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