【Amazon.co.jp限定】 モーニング娘。'17 誌上ドラマ 『 拝啓、ハル先輩！ - 東麻布高校白書 - 』 Amazon限定カバーVer. の感想

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工藤遥さん、ハル先輩を巡る学園ドラマの書籍化。写真漫画とも言える見応えたっぷりの量にまず驚きます。私にはハル先輩を巡る生徒たちの攻防の主軸ややり取りより更に、実は生徒同士の仲の良さが濃く伝わって来て‼それが抑えても抑えられないモーニング娘。’17の本当の所なんだと改めて感動します。ライバル同士みたいに話は進むのだけれど、生徒ではなくメンバーといる事が本当に幸せな様な。

スタッフや家族もいるでしょう。けれどステージや舞台、スタジオに立つ時は14人のメンバーだけが支え。支え合い、慰め合い、背中を押し合って来た事が写真から隠せなく滲み出していることが本当に美しくこの世の宝石の様。その宝物を14人が持っている事実を奇しくも雑誌社の架空な企画があぶり出した格好になっています。そこにハル先輩を巡る話を越えた超然とした幸せがあります。(実際、今この時間、当の工藤遥さんの卒業武道館公演が進んでいる最中に遠く離れたウチでこれを書いているから尚更です)

くすくすと笑ったり、居ても立ってもいられない！とこの本に感じる部分は私には、沢山ある写真のちょっとしたひとコマと、何文字かのキャプションに感じます。それはあまりに多いから、きっと自然観察会の様に何回始めから見返しても新たな発見がありそう。それがこの本の楽しみ方の１つかも。

例えば「そっちこそ」「何なの？」という険悪なやり取りや、メガネを外されている所をみんなが陰から覗いていて「キャー！」と言ってたり。風でなびくスカートのフレアや、美し過ぎる顔、伝う涙、左利きだったんだ‼とか(知ってるけど)。口元が作る女神ぶりはまたアップしてるし、体くっつけ過ぎ‼とか。

意外に転校生とは別段進行しないのは密かに不満だし、最後は海外な筈なのに明らかに日本の学校やんという突っ込み所もあり、RIHOのアルバムCDを借りていたり、ホントに先生みたいだったり、書き切れません。仮装も写真が小さくて勿体ないとか、もう必見としか言い様がないです‼どのページで手が止まるか、もうワクワク。すごい年末のプレゼントだなと思います。素直に有難う！