Number(ナンバー)941号 銀盤の決闘。BATTLE FOR PYEONGCHANG 2018 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー)) の感想

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タイトルNumber(ナンバー)941号 銀盤の決闘。BATTLE FOR PYEONGCHANG 2018 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))
発売日2017-12-06
販売元文藝春秋
JANコード4910268531276
カテゴリジャンル別 » 雑誌 » スポーツ » 総合

購入者の感想

Kindleで購入。フィギュアスケート特集11~63頁+江口寿史氏の羽生選手イラスト&野口氏女子展望コラム1頁。
うち羽生選手関連15~29頁。「羽生の敵は羽生」「日本男子フィギュアの歴史と羽生結弦」松原孝臣氏。「王者は何度でもよみがえる」野口美恵氏のテキスト。
心に残ったのは松原氏による「どこまでも冷静で的確な状況判断力の持ち主である羽生結弦。理屈や客観性を突き破る情熱の持ち主である羽生結弦。2人の羽生結弦が今完全復活に向け全力を尽くしている」という文章。それを受けて都築コーチインタビューの中の、羽生選手が何かをできそうだと口にした時には「きっとできるなと思いました。彼がそう言う時は可能性をつかめている時ですから」という言葉が心に響く。今後どのような形で試合復帰するにしろ、彼ができると判断したことは必ず実現させてくれるという力強さを感じた。
他は男子シングル選手中心にまんべんなく。プルシェンコ氏が語る9歳の羽生選手、ボーヤン選手の独占インタビューは他紙では中々ないので嬉しい。
江口寿史の素敵なイラストは99頁なので見落とさないようにw

Number で羽生選手が表紙のものはほぼ購入していた。(しかも複数買い)持っていないのは"Notre-Dame De Paris" の表紙のものぐらい。
が、今回は予約をしなかった。
理由は2つ。目次の案内を見て
①おそらく羽生選手側とのパイプがなく、新しい情報はなさそうだと感じたこと。
②まるで三流週刊誌のような「愛され~」というおかしな企画に呆れたこと。
実際、中を見て、都築コーチの話が面白そうだったので1冊くらいは記念にと思い購入した。
スポーツでも芸術分野でも同じだと思うが、1人の指導者が自分にもう教えることがないと感じた教え子をさらに伸ばすために、次の指導者に上手に引き継がせていくというのはよくあることだ。その面で羽生選手に関わったコーチたちには、ファンの1人として本当に心から感謝をしている。
スポーツ誌としての面からは、そつなく満遍なく記事を載せているが掘り下げが浅いと感じた。
先日某新聞に「審判を審判する」という記事が載った。
読んだ人も多いと思うが、GPSロステレコム杯の採点で、アメリカ人ジャッジと日本人ジャッジの2人に狙い撃ちにされた日本人選手は絶対勝てないようになっていたというものが具体例として載っていた。数字できちんと出ているので、多くの人が感じたことがそのまま事実だとよく分かる記事だった。
新聞でできることがスポーツの専門誌でなぜできないのか、しかも文芸春秋という調査力では定評のある会社の出版物だ。
上っ面の美辞麗句に満足できなくなっている今の自分には☆4が精一杯の評価だ。

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