たくのみ。(5) (裏少年サンデーコミックス) の感想

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参照データ

タイトルたくのみ。(5) (裏少年サンデーコミックス)
発売日2017-12-19
製作者火野遥人
販売元小学館
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

日常コメディを、初期のテンションで維持するのは本当に難しいと思う。
「作風は変わって当然だ、変化を否定するな」と仰る方もいるかもしれない。しかし、1巻を購入し「この作風が好き!」と思ったものにとって、作品と共にその価値観まで変えるのは、これまた本当に難しい事なのだ。

本作は飲酒コメディだが、その最大の特長はカクテルではなく「既存のメーカー品」を実際に取り上げ、その特徴や由来、時にはアレンジメニューを紹介するところである。
つまり、その「既存のメーカー品の紹介」の部分が薄くなれば薄くなる程、「別にこの漫画じゃなくてもよくね?」と、その魅力を殺すことになるのである。

初期と比べ、明らかにお酒の紹介に割かれるページ数が少ない・・・。特に52話目では、もはや商品の紹介すらなく、お酒のアレンジオンリーの話となっている。これでは、巷に溢れる他の作品と全く変わらない。たくのみでしか味わえない最大のメリットが消えている。
そうなると、今度は話の粗が目立つ。例えば48話目では、花森が自ら自分の元バイト先であるメイド喫茶を勧めたにも関わらず、過去の勤務歴がバレて焦る。えぇ・・・じゃあ何で連れてきたんだよと。元々日常コメディはプロットが頼りない傾向にあるのを、それを上回る魅力でカバーしているパターンが多いのだが、その魅力が半減すると他の部分が気になり出す。これも、過去にいくつもあったケースなんだけど、たくのみもそのレールに乗ってしまうのか・・・。

新キャラの春野がスムーズに加わってきたので、☆2にする程じゃないけど、上位の評価はさすがに付けられない。今後はもっとお酒の紹介にも力を入れ直して欲しい。
ところで真ってあんなポンコツキャラだっけ?初期のクールビューティーはどこに消えたんだ。まあ、今の方が何となくバランス保ててる気もするから別にいいけど・・・。

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