アオアシ（３） (ビッグコミックス) の感想

アシトはプロになるためにユースチームのある東京に行きます。ただ、お金をかけてお母さんに負担をかけることになるかもしれない、また愛する家族と離れることにもなる。友達だってたくさんいた。プロになるには仕方がないことかもしれないけれど、家族にとっては大ごとです。小林先生は丁寧に、家族の愛を描きます。

アシトに母は手紙を書きます。面と向かっては話せないから。ここまで大切に育ててきた15歳の我が子を、東京に送り出すときの心境といったら・・・。プロになることを心に誓うアシト。プロになりたいという一言では語りつくせぬ思いがみえました。

しかし、そんな覚悟を決めてきたアシトは、望コーチの非情な話を聞いてしまいます。

「よほど奇跡的な成長がない限り、あの子にプロは無理だ。（中略）初めての失敗例になるかもな、福田。お前が直接声をかけた選手の中では初めての」

おいおいー　こんなにプロになるって覚悟してきたのに。まじっすか。こんなこと気にすんなよ！アシト！本当に応援したくなります。次の巻がでるのが待ち遠しくてたまりません。