ALL TIME BEST "DAY 2"(初回限定盤)(2CD+DVD) の感想

初回限定版を買いました。
この作品一つで、MIYAVIはスラップギターが上手いだけの曲芸師ではない、アーティストとして、ギタリストとして、ソングライターとして、シンガーとして、パフォーマーとしての全てが高次元で融合し体現している奇跡の人間だということがわかります。

DAY1は新曲1、過去のリメイク曲とその原曲を含めるWhat’s my name?以降の曲が収録、至れり尽くせりな内容で、選曲も偏りなくバランスがいいです。
Realが今作で初アルバム収録。
新曲の新曲Live to die another dayは、木村拓哉主演映画、無限の住人の主題歌です。
スラップを抑えた今のMIYAVIのスタイルでは最高傑作の曲ではないかと思います。
壮大な曲に乗りまさにギターが歌う感動的な曲になってます。
リメイク曲は…個人的には原曲の方が好みです(笑)
シンセサイザーや打ち込みドラムでコテコテに装飾され、かなり賑やかになっており、原曲の良さを破壊してしまっているのでは…
ただ、原曲は5曲中3曲が本作に収録されているので、同じ曲を通じて昔と今のMIYAVIを聞き比べることができるのが興味深いです。

DAY0にインディーズを含めたヴィジュアル系時代の過去の曲を収録してくれたのは嬉しいです。
ある意味過去を捨てる勢いで活動してきたMIYAVIですが、しっかり過去も振り返っているみたいで嬉しく思いました。

DVDはライブ版ベストと言える内容で最高のクオリティとボリュームです。
フルセットがガッツリ収録されており、単体発売してもいいレベルで、太っ腹すぎます。
このためだけに買う価値あり。
ブックレットの写真はトレーニング風景だったりライブ映像だったりかっこいいMIYAVIのオンパレードです。

これ一作がMIYAVIの総決算とも言うべき内容で、ファンはもちろん少しでもMIYAVIに興味を持ったことがある人は絶対に買うべきです！