劇場版プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い Blu-ray限定版 の感想

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参照データ

タイトル劇場版プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い Blu-ray限定版
発売日2018-01-31
監督大沼 心
出演杉山紀彰
販売元KADOKAWA / 角川書店
JANコード4988111908001
カテゴリ » DVD » ジャンル別 » アニメ

購入者の感想

最初に断ってしまうと、
これを観るまで私は、プリズマ☆イリヤシリーズにあまり良い印象を抱いていませんでした。

FateはStay night(以下、SN)やZeroから入った身ですが、比較すればどうしても「萌え」に偏った作品として捉えてしまい、DVD一巻を観終えた時点で、
自分が魅了されたハードなシリーズとのイメージギャップを拭えず、視聴を止めてしまっていたのです。

それ以降はfateシリーズではあるが、方向性が根本的に違う作品だと(勝手に)遠ざけてしまっていたのですが、
友人がペアチケットを入手した折、これも付き合いだと思って映画館に足を運びました。

しかし、簡単に事前レクチャーを受けてから挑んだ冒頭10分、士郎と切嗣が登場してから、早くも私は話に引き込まれていました。

Zero→SN本編までの世界とはパラレルな時空にて語られる聖杯戦争は、選ばれた魔術師がサーヴァントを使役する戦いから、マスター自身がその力を己が身に宿して行う形式となり、
また、人の願いを叶える力を持つとされる少女・美遊を巡る攻防戦は、緊迫感と疾走感を併せ持つ、
正に「もう一つの第五次」と言っても良い見応えのある物に仕上がっていました。

そして何よりアツかったのは、
SN・そして今回の主人公と言ってもいいであろう士郎の活躍でしょう。

原典のSNは3つのストーリーによって構成されており、
そのそれぞれで、
「士郎の戦う理由・そこからの経緯」は異なりを見せていました。
今回もまた違った動機が存在していますが、これまでと根本的に違うのは、そもそも彼自身が選んで最初からその身を争いに投じているという事でしょうか?

その過程が、個人的には最も納得の行く物であり、
「人間のフリをしたロボット」とすら評される、
善人ではあるが壊れた部分を持つSNの士郎よりも、かなり人間味が増している様に感じました。

育ての親である切嗣を(結果的には)裏切り、

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