アメリカン・スナイパー ブルーレイ スチールブック仕様(数量限定生産/2枚組) [Blu-ray] の感想
参照データ
タイトル | アメリカン・スナイパー ブルーレイ スチールブック仕様(数量限定生産/2枚組) [Blu-ray] |
発売日 | 2017-12-16 |
監督 | クリント・イーストウッド |
出演 | ブラッドリー・クーパー |
販売元 | ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント |
JANコード | 4548967353525 |
カテゴリ | DVD » ジャンル別 » 外国映画 » ドラマ |
購入者の感想
光があるから影があり、影があるから光がある。
アメリカ、祖国を守るという大義名分の元で任務を遂行していく1人の男の物語。
狙撃手の実力は折り紙付きで、戦下では多くの敵を狙撃していく。それはそれは、痛快で悪のテロリスト達が死んでいくのも爽快かと言うと、全くもって違う。女性や子どもをも撃たなければいけない状況、目の前で仲間の死を見届けながら戦う事の事実、この映画の中では本当によく描かれている。
また戦争に赴く軍人の家族は、当然ながら迎合できない。そんな中でも彼らは戦下に飛び込むことで、家族間の関係は悪化する。そして還ってきたかと思えばPTSDに悩まされる。この問題に関しては、今の現実のアメリカを暗に表している。多くの戦争映画はこの点に触れてこなかったが、この映画にはかなりその描写が含まれている。退役軍人の心の病というものを、日本人の私は想像ができなかったがこの映画を通して勉強させてもらった気がする。
彼らにとって悪の権化に対する対抗手段として、戦争というものは必要なものなのかもしれない。だがそれ以上に代償は大きい。
最後の結末を見れば何が正しくて、何が悪いのか。そんな事さえ分からなくなるような喪失感。
一種のプロパガンダ映画とは全く持って異する、素晴らしいノンフィクション映画だった。
アメリカ、祖国を守るという大義名分の元で任務を遂行していく1人の男の物語。
狙撃手の実力は折り紙付きで、戦下では多くの敵を狙撃していく。それはそれは、痛快で悪のテロリスト達が死んでいくのも爽快かと言うと、全くもって違う。女性や子どもをも撃たなければいけない状況、目の前で仲間の死を見届けながら戦う事の事実、この映画の中では本当によく描かれている。
また戦争に赴く軍人の家族は、当然ながら迎合できない。そんな中でも彼らは戦下に飛び込むことで、家族間の関係は悪化する。そして還ってきたかと思えばPTSDに悩まされる。この問題に関しては、今の現実のアメリカを暗に表している。多くの戦争映画はこの点に触れてこなかったが、この映画にはかなりその描写が含まれている。退役軍人の心の病というものを、日本人の私は想像ができなかったがこの映画を通して勉強させてもらった気がする。
彼らにとって悪の権化に対する対抗手段として、戦争というものは必要なものなのかもしれない。だがそれ以上に代償は大きい。
最後の結末を見れば何が正しくて、何が悪いのか。そんな事さえ分からなくなるような喪失感。
一種のプロパガンダ映画とは全く持って異する、素晴らしいノンフィクション映画だった。