マッドマックス 怒りのデス・ロード<ブラック&クローム>エディション ブルーレイ スチールブック仕様(数量限定生産/2枚組) [Blu-ray] の感想

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参照データ

タイトルマッドマックス 怒りのデス・ロード<ブラック&クローム>エディション ブルーレイ スチールブック仕様(数量限定生産/2枚組) [Blu-ray]
発売日2017-12-16
監督ジョージ・ミラー
出演トム・ハーディー
販売元ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
JANコード4548967353532
カテゴリDVD » ジャンル別 » 外国映画 » アクション

購入者の感想

アクション・シーンは『駅馬車』だし、『七人の侍』の明らかなオマージュ(マックスがブレット・ファーマーを倒して奪った銃を持ち帰るシーンや、シャーリーズ・セロンの丸刈りと決戦の前に額を黒く塗る、など)もあるが、監督/脚本のジョージ・ミラー本人がジョン・フォードや黒澤明の影響を認めているので、今更指摘するほどのことでもないだろう。
しかし私は『オズの魔法使』の影響を感じずにはいられない。いや、リメイクと言っても過言ではないのだ。
(以下結末に関する記述あり)
・フュリオサがめざす「緑の地」は言うまでもなく「エメラルドの都」だ。しかし行き着いたそこには、もはや彼女の望むものは存在しなかったのは『オズの魔法使』と全く同じだ。
・ニュークスは、心がほしい「ブリキ男」。なぜ、口に銀色のスプレーを吹き付けられて喜ぶのか不思議に思う人は『オズの魔法使』を観てほしい。口に油を差してもらって喜ぶブリキ男のオマージュだからだ。
・ワイブス(妻たち)は勇気が欲しい「ライオン」。
・ジョーは言うまでもなく「西の悪い魔女」である。
・砂嵐は当然、竜巻のオマージュ。
・モーターサイクルの女性たちの中にKeeper of the Seedsという女性がいるのだが、これを「種を持つ者」と訳したのではピンとこない。しかし、「種を守る者」と訳せば、scarecrow(カカシ)のことだとわかる。
・モータサイクルで塩湖を渡った先は、「虹の彼方の何処か」。ドロシーは「虹の彼方」にある、心配事などない場所を夢見ながらも、そこに行くことはできないのは分っている。フュリオサも本当は160日間も走り続けられるとは思っていないだろう。
・エンディングの、ジョーが死んだと喜ぶ民衆は、東の悪い魔女が死んだと喜ぶマンチキンたち。フュリオサを新しい指導者として迎える砦のジョーの手下たちは、独裁者だった西の魔女を殺したドロシーを称える、魔女の城の兵士たち。

この映画の主人公はトム・ハーディとシャーリーズ・セロンでした。
シャーリーズ・セロンはじめ女性がとても印象的に描かれていて、美しい妻たち、戦う老婆たち、皆素晴らしかったです。
アクションもとにかくカッコ良く、練りに練られた立ち回り、息付く暇も与えぬまま、ストーリーの折り返し地点での彼らの選択には武者震いしました。
そしてBluRayのメイキングを観ておったまげ。タンクローリーの大爆発も谷でのクラッシュも、棒から車に飛びかかってくる人間も、あらゆるヘンテコな車たちも、アクションシーンも全て作り物ではない実写でした。
どうなってるんや……。

とにかく頭を空っぽにして、黙って観るべき映画。最高。

ただ不安なのは、シリーズ3作まで制作が決まっていたはずが、制作陣と配給元での訴訟問題が長引いて、もはや修復できない溝ができたと報道されていることです。
ジョージ・ミラーが二度と一緒に作品を作ることは無いなどとコメントしたり、一体マッドマックスはどうなってしまうのか……。
ファンとしては何がなんでもトム・ハーディで2を実現させて欲しいです。



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