50歳からのこだわらない生き方 (だいわ文庫) の感想

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参照データ

タイトル50歳からのこだわらない生き方 (だいわ文庫)
発売日販売日未定
製作者桐島 洋子
販売元大和書房
JANコード9784479303220
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 倫理学・道徳 » 倫理学入門

購入者の感想

著者のファンで、出される本(初期から中期)は、好きで読んできた。もう確か70代に入られて、50代に対するメッセージがこの本だが「私は勝ち組」という香りがぷんぷん。

未婚の母で、怒涛の3人の子育ても終わり「林住期」を謳歌されている。それぞれお子達は、フォトグラファーの桐島ローランド、モデルの桐島かれん、エッセイストの桐島ノエルとして活躍だ。

話題を呼んだ結婚も解消し今は、元・夫とは、ベストフレンドの関係という。次女のノエルさんが、著者の何かの本のあとがきに、「お母様は、物事のブライトサイドだけ書いてダークサイドは書かない。それは、私たちを守るためということはわかるけど。」と書かれていたことがあったけな。誰もが、彼女のように強くりりしく生きられるわけではない。多少弱音をはきながらも、毎日を頑張っている女性が大半だと思うのだが、著者には、そういう女性に思いやりがあんまりない気がする。

極めつけは、親交のあった森瑤子、安井かずみ、宮本美智子の3人のことを語ったくだりで、いずれも早世した3人に対し、イタイタシイ、かわいそう、もっと肩の力を抜いていればと言うが、タカビーな物言いだ。3人の方たちは、それぞれの人生を懸命に疾走されたのだし、後に残る作品を残された。友達だったら、こんなことは書かないほうがいい。

著者は、ライフスタイルそのものを、物書きとしてのタネにされてきたわけで、「聡明な女は料理がうまい」くらいしか後には残らない気がする。
流れるような文体は衰えがないし、辛口の物言いは、小気味いいが、共感はちょっと難しい。

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大和書房から発売された桐島 洋子の50歳からのこだわらない生き方 (だいわ文庫)(JAN:9784479303220)の感想と評価
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