仕事のストレスが笑いに変わる! サラリーマン大喜利 の感想

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お題がサラリーマンが出くわす障害になっていて、
お題も回答も、昭和っぽさが漂いつつも現代風でもあり、
いろいろとバカバカしく、
幅広い層の悩めるサラリーマンにウケるものになっていると思います。

岩崎 う大 さんの他にも、鉄拳さんとかバカリズムさんとかが登場する、
イラスト大喜利オールスター版も見てみたい願望が生まれました。

構成はサラリーマンによくあるトラブルが大喜利として出題され、それに対する回答が漫画でギャグを交えてされ、最後にそれに関連した偉人のエピソードで締められます。

つまり、基本的なフォーマットは人生はニャンとかなる！や人生はワンだふる！と同じで、場面を会社というニッチに移し、動物の写真の部分を大喜利とマンガにアレンジしたものです。

内容のクオリティですが、水野さんの十八番でもあり、偉人のエピソードは文句なしに面白い。
ギャグは玉石混交。爆笑できるものもチラホラありますが、正直この本に関しては石が多め（笑）

ラブ理論、ウケる技術、ウケる日記などでは水野さんらしさ全開でそこらのお笑い芸人なんかよりはるかに面白いのですが、
やはりこのような一般読者向けのものはかなりベタに、ソフトにチューニングされてますね。
共著という点により原因がある可能性もありますが。

笑いの部分がソフトなのでディープ水野ファンには食い足りないでしょうが、それでもさすがと思える笑えるところもありますし、偉人エピソードは秀逸なので、そこまで落胆することにはならないと思います。