夢をかなえる爆笑! 日本美術マンガ おしえて北斎! の感想

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やる気はないが夢はある（だいたいの人はそうだよね）女子高生に、日本美術史界の巨匠が次々にやってきて、夢を叶えるための個人レッスンをしてくれるという設定。
美術史も楽しく学べるけど、ダメダメの主人公に、夢を形にするための本質をズバッと教える芸術家たちの言葉が素晴らしい！！

あははと笑いながら読んでいたのにラストで思いきり泣けたのは、自分にも叶えたい夢があるからなんだなーと気づいて、大げさに言えば、魂を揺さぶられた。

芸術分野に限らず、「○○したいんだけど、自分にできるのかなー」なんて迷っているなら、「自信がない」「才能がない」とか言ってる場合じゃないと、この本を読むと思いますよ。（少なくとも、私はそう思いました）

あのね、叶えたい夢があるなら、あきらめなくていいんだよ。
著者は、そう言ってくれてます。

井上ひさし氏が言った「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」の典型のような本でした。