君たちはどう生きるか の感想

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参照データ

タイトル君たちはどう生きるか
発売日販売日未定
製作者吉野源三郎
販売元マガジンハウス
JANコード9784838729463
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 哲学・思想 » 哲学

購入者の感想

私が子供のころ確か新潮社のハードカバーの本を父親が勝ってくれて、何度も読みました。
インドネシアへ行っている孫たちに読ませたいと思い、漫画本とともに買いました。

この作品の底本は80年前に少国民文庫の一冊として書かれたもの。
作家、山本有三が監修、吉野源三郎が編集長だった。
国威発揚、国家に貢献する少国民(子どもたち)を涵養するのが目的だった。

しかし、心ある人たちが当局の検閲をかいくぐり、どの時代でも読まれるような
こういう作品を残したのだった。

戦後多くの人がこれを読み、心を打たれたが、本の形、文字の組みが
今の若い人には向かなくなっていた。
ポプラ社が小学校高学年以上向けに出している物もあるが、
今の小学校では手に取られにくいだろうと思う。

それでも、知り合いの中・高校の学校司書さんの話では、
結構、毎年手に取られているという事だった。

良い本は、子どもの時に出会い、大人になってからも、
幾度も読み直し、そこから何かを得ることが出来る本だと思う。

そういう事で言えば、この本はとても良い本だと言える。
大人になってから読むのでも良いのだろうけれど、若い時に、
今この日本の状況の今だから、若い人に読んで欲しい。

「君たちはどう生きるか」と真正面から問いかけられて、
その答えを考え続けて欲しい。

こういう事を言うと、小難しい内容だと引かれてしまいそうだが、
これは、ユーモアと優しい語り口で話してくれるので、
とても分かりやすくなっている。
コミックスと同時発売で、それも話題の様だから、
どの様な形でも良いので、この本に出会ってもらえると良いなと
願っている。
大人には、岩波文庫の方もあり、こちらは解説を丸山真男が
書いているので一読を勧めます。

著者の吉野源三郎さんは、岩波書店に長年勤め、岩波新書の立ち上げ、雑誌「世界」の立ち上げなど、尽力した人です。
なので、本作が名作であればこそ、岩波書店で買ってあげたいと思います。

書店もそれは分かっているでしょうに、岩波書店の本は買切る必要があるからと、
マガジンハウスのこの本ばかりを並べていて、悲しい気持ちになります。
利益はもちろん大切ですが、目先ばかり追って仁義を欠く結果が、いまの書店業界なのでしょうか。

マンガ『君たちはどう生きるか』は、「マンガにして読みやすくした」点で価値があると思いますので、
これはマガジンハウスが大手を振って手柄を得ていいことだと思います。

けれど書籍版は、これまで長年この本のファンを育ててきた岩波書店の功績を無視して、
マガジンハウスが成果だけかっさらっていっていいのか、疑問を呈したいと思うのです。

吉野源三郎氏 が いかに おおきな 人物であったことか噛みしることができます。
かつ この書によって 「まわり」を みる 原則を しった 生き物として 生きてきたものとして あらためて感謝しまさ。
みなさん、おねがいです。
この書を よんで 生きてください。
ややこしい 時代背景 その他、かんけいなく よんでください。
コペルニクス こと 「コペル君」と、 おじさんから すてきな 呼び名を あたえられし 主人公。
現在 まったく かけている 「どう生きるか」を ありのまま おそわります。
そして 活字が 大きいのです。老人にとっては とっても ありがたい。
「生きるとは なにか」を 考えさせる 最高作品。
この書によって わたしは 生きつづけてきました。
 ついでに 『漫画 君たちは どう生きるか』(羽賀翔一)を 読まれることをおすすめします。
漫画化とはなにかを教えられる傑作です。

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