終末のハーレム セミカラー版 2 (ジャンプコミックスDIGITAL) の感想

マイルド版ということですが、消しはweb公開版と同じ
物語は変わりませんし、カラー口絵と番外編も入ってます
絵が気に入った人は、セクシーシーン彩色済み消し少な目のセミカラー版を買ってね！というところかな？

お話は、SFとしては相変わらず突っ込みどころが多いです

「この(男性のいない)五年間は人類史上もっとも平和な世界らしいよ」
（女性の指導者による戦争が今までなかったとでも？）
（確かに性犯罪は激減するだろうけど）
「おたのしみもなくなったけどね」
（異性がいないと楽しめない事柄の方が少なくない？）
「この女たちには特殊な薬を使ってあるから、いっぱつで孕むぞ」
（医学、進歩してるじゃん！）

人口激減、コールドスリープから目覚めた僅かな男性との間に出来たこども達も女児しか育たない
完全に詰んだ状況から主人公の抵抗が始まるのですが、これが何ともテンポが悪い
嬉しいはずのえっちなシーンが、ストーリーを停滞させる邪魔にしか見えない
主人公が誘惑を拒む理由も描写が弱いし……
状況に甘んじハーレムを楽しむ一人目が、主なサービス担当という感じです

二巻の途中で、三人目の男性がコールドスリープから目覚めます
適応力の高い一人目よりも、彼の方が主人公の障害になりそうで、先が楽しみです