小さな会社★NO.1のルール ランチェスター経営1位作りの成功戦略 の感想

小さな会社が利益を上げていくためには「ナンバーワン」になることが重要だと説く。
どんな分野でもいいから1位になることで注目を浴び、口コミや紹介で客が集まってくる。
そうなれば集客にかける広告費などのコストが下がる。

1位になるためには「分野を絞り込む」こと。
範囲を広げるのではなく、逆に狭めることで物資・人員・戦力を一点集中する。

社内の多くの人間に意見を聞くことで、違った観点から新発想が生まれる。
しかしながら・・・・・・・・・・・・タイトルで
「ランチェスター経営」といきなり名称が出てくるが、そもそもランチェスター戦略に関する説明は書いていない。

これではランチェスター戦略について全く知らない人間には「？？？」状態であろう。
分り易い文章である反面、もう１歩底が浅いというか、掘り下げが足りない印象です。

ランチェスター絡みでまとめて読みましたが、ちょっと洞察に深みがないように思います。

勢いやパワーで押し切ってしまう、ある種の精神論が根底にありそうな印象もします。

ランチェスターの法則そのものは納得しますが。

おそらく賛否両論なのではないでしょうか。あるいは合う人と合わない人が、ハッキリとするのかもしれません。

そんな感想を抱きました。

タイトルに惹かれて購入したが、読んでみて自分の会社が今までどうして儲かっていなかったのかがよく分かった。

商品はたくさんあるものの、お客様がなぜウチの商品を買ったかまでは考えたことがなかったため、どの商品に力を入れていいか分からずに売っていたのだ。さっそく顧客リストから一番売りたい商品を絞り込もうと決めた。絞込みが利益率を良くする事実から、今年は勝負をするつもり。