教育行政法 の感想
参照データ
タイトル | 教育行政法 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 米沢 広一 |
販売元 | 北樹出版 |
JANコード | 9784779302961 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 教育学 » 一般 |
購入者の感想
本書は、公教育の組織や運営に関する法の仕組みを概説するものです。
関係する法令の規定を簡単に紹介した後、それに関連する判例や、行政解釈を、
これまた簡単に紹介してある程度です。
学説や筆者の考察はかなり少ないです。各制度や判例について、簡単なコメント
が付されているくらいです。
また、学説を取り上げる際にも、文献の引用は全く明記されていません。
なので、本書は、専門家や研究者向けではないです。
また、論点や各制度についての考え方などを分かりやすく解説しているわけでも
ないので、初学者向けでもないです。
それでも、星4つにしたのは、それなりに実用的だからです。
第一に、教育行政の法的仕組みの全体について、法学者(筆者は憲法学者だが……)
がそこそこ詳しく整理している本が最近ではありません。
第二に、判例が、紹介は簡素ではありますが、かなり多くの判例が参照されています。
網羅的ではないですが、重要判例はもとより、新しい判例も紹介されています。
重要な判例のみを取り上げて、的外れなコメントをしている教育行政(学)の概説書が多いので、
客観的な情報を得る点では、本書は有益です。
第三に、記述が相当にコンパクトで、それでいて重要な論点を簡潔にではあるが整理してあるので、
問題点を適確に知ることが出来ます。法学者による本なので、論点整理も法的観点からされている感
があります。
なお、本書は、筆者による『憲法と教育15講[第3版]』とセットのようなものです。
憲法上の論点については、そちらを参照してくれと断ってあります。
教育行政に関する法制度の全体を簡潔に知りたい方には、本書はそこそこおすすめです。
関係する法令の規定を簡単に紹介した後、それに関連する判例や、行政解釈を、
これまた簡単に紹介してある程度です。
学説や筆者の考察はかなり少ないです。各制度や判例について、簡単なコメント
が付されているくらいです。
また、学説を取り上げる際にも、文献の引用は全く明記されていません。
なので、本書は、専門家や研究者向けではないです。
また、論点や各制度についての考え方などを分かりやすく解説しているわけでも
ないので、初学者向けでもないです。
それでも、星4つにしたのは、それなりに実用的だからです。
第一に、教育行政の法的仕組みの全体について、法学者(筆者は憲法学者だが……)
がそこそこ詳しく整理している本が最近ではありません。
第二に、判例が、紹介は簡素ではありますが、かなり多くの判例が参照されています。
網羅的ではないですが、重要判例はもとより、新しい判例も紹介されています。
重要な判例のみを取り上げて、的外れなコメントをしている教育行政(学)の概説書が多いので、
客観的な情報を得る点では、本書は有益です。
第三に、記述が相当にコンパクトで、それでいて重要な論点を簡潔にではあるが整理してあるので、
問題点を適確に知ることが出来ます。法学者による本なので、論点整理も法的観点からされている感
があります。
なお、本書は、筆者による『憲法と教育15講[第3版]』とセットのようなものです。
憲法上の論点については、そちらを参照してくれと断ってあります。
教育行政に関する法制度の全体を簡潔に知りたい方には、本書はそこそこおすすめです。