パール金属 鉄職人 鉄製 フライパン 26cm H-8536 の感想

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数百円のフライパンからレミパンまで、これまで数々のテフロンコーティングフライパンを２年ほど使っては捨てを繰り返してきて、このサイクルをどうにかできないものかと選んだのが鉄のフライパン。
届いてから焼入れをし、粗めのスポンジで塗装を磨き、１０回ほど使った頃だろうか。まるで焦げ付かなくなった。
試しにホットケーキを焼いてみた。これまで使っていたIH対応の分厚い鍋底と違い、弱火でもあっという間に鍋が温まりガスが節約できる。一旦濡れ布巾の上に置いて鍋を冷ますのだが、これも早い。
生地を入れ、鍋をガスの炎が偏らないよう時々動かしていると、焼けてきたホットケーキが、スルスルとフライパンの中で踊るように動く。一度ターナーでひっくり返し両面を焼くと、あとは鍋振りだけで返せる。鍋表面が滑らかな分、すべりがいいようだ。
今では目玉焼き、野菜炒め、ハンバーグとテフロン鍋と遜色ない使用感で、ほぼ毎日使っている。金属製のターナーやお玉を遠慮無く使え、たとえ焦げ付いたとしても、ナイロンたわしや粗めのスポンジでこすればいい。普段は使用後に亀の子たわしで水を流しながらゴシゴシすれば終了。洗剤さえいらない。
今やホームセンターやスーパーでも、まず見かけることのない鉄のフライパン。店頭では主婦がテフロンのフライパンを買っていくのが常だが、実にもったいない話だ。テフロンとはいえ説明書には少量の油を使うよう必ず書かれている。同じ油を使うなら鉄製のほうが圧倒的長寿命であり、テフロンの害を心配する必要もない。それよりもむしろ鉄分が補給できるというメリットがある。

使用するにあたって、亀の子たわしがあれば鍋が熱いうちに洗えるので便利。

自分のように、テフロンフライパンを使い慣れた頃、買い換えるのにうんざりした方に。

昔から実家でこのような鉄フライパンを母が何十年も使っており、
長く育てていく道具を自分も使いたかったので、家庭を持った機会に自分も新品を買い
育てている最中です。
使用を初めて2年ぐらいたちました。だいぶ黒くなり、味が出ています。

こげつきや汚れは、火からおろして食材をお皿に出したらすぐに水をかけることで浮いてきます。
そのあと、洗剤を使わずに亀の子たわしでゴシゴシ洗い、流します。これで汚れの大半が落ちます。
弱火にかけて水分を飛ばした後、薄く油をひいて軽く煙が出るまで加熱。
そのあと冷まして保管、という流れです。
乾燥後の油ひき＋加熱がかなり面倒ですが、これをしないとてきめんに焦げ付いてしまいます。
また錆びが出たらアウトなので、神経を使います。
（※生臭い魚を焼いたときなどは、数回だけ洗剤を使って洗ったことがあります。
　　また、焦げ付き等が取れそうにないときは、水をはって少し煮沸するとタワシで取れるようになります）

調理したあと置きっぱなしにできず、洗って乾燥して手入れまで一気にやらなければ
ならないので、ものぐさな方には向かないかもしれません。

大きさについて。
2〜3人用にぴったり。
夫と2人暮らしですが、パエリア、麻婆豆腐、チャーハン、野菜炒め、卵焼きなどはこの大きさがいいです。
目玉焼きにはちょっと大きすぎて、白身が広がってしまいますので、小さいサイズを使っています。

1人の1食用には、ちょっとでかいかなと思います。
重量もありますし、特に一人暮らしの女性なら、もっと小さいものがいいのではないでしょうか。

うちは単身用のマンションに２人で住んでいおり、コンロが２つしかなく、シンクも大変狭いです。
これを使って調理をした時は真っ先に洗ってシンクをあけないと他のものが洗えません。
洗ったら洗ったで水滴がついたまま放っておくことができず、すぐコンロを１つ使って
乾燥させ、すぐ油をひいて加熱しなければなりません。

購入を検討されている人は既に鉄製フライパンのメリットをご存知だと思うので、デメリットを挙げてみたいと思います
また防錆のための油ならし等、基本的な手入れの手間についても割愛します

気をつけてほしいのは住宅環境です

一戸建てで台所があるなら問題ありませんが
賃貸住宅でキッチンからリビングがドアもなく続いている場合だと、最初の焼入れ（防錆塗装を除去するための空焼き）や油ならしや調理時の「臭い」や「油の煙」で部屋が大変なことになります
高温調理という鉄製フライパンの特徴を活かそうとすれば、それは避けられません
ワンルームだと、窓を開け、玄関ドアをすかし、換気扇を全力運転しても、瞬く間に臭いと煙が部屋中に蔓延します

デスクトップPCなどの精密機械を置いている人や、クローゼットに収納しきれず室内に洋服をかけている人は要注意です
鉄製フライパンを使うな、という意味ではなく、油の煙からPCや服を保護するためのカバーなどを用意しておくことをお勧めします
場合によっては、携帯用ガスコンロを使って屋外で焼入れをした方がいいかもしれません。化学臭が嫌いな自分にはかなり苦手な臭いでした

また鉄製フライパンはチャーハンや一部の肉料理など高い火力を必要する料理にはとても効果的ですが
テフロン加工など樹脂塗装フライパンに比べて、こびりつかせないために多くの油を必要とするため、簡単な炒め料理や卵料理だと余計なカロリーが増える上、コストパフォーマンスもよくありません
鉄製フライパンと樹脂塗装フライパンの両方を用意し、料理によって使い分けるといいかもしれません

最後に、購入の前に今使っているコンロを確認してください
コンロによっては天ぷら火災防止機能として一定温度を超えると火が消えたり弱火になる仕様になっていて、最初の焼入れさえできないことがあります
（コンロによっては電池を抜くと↑の機能が止まって強火を点けっぱなしにすることができるものもありますが、コンロ自体が熱で損傷する怖れがあるので絶対にしないでください）