20YEARS [DVD] の感想

今まで見た音楽ドキュメンタリーの中で一番良かったです。音楽的な要素というより、夢を叶えた男達の時間を見るといった内容でした。大満足です。
以下詳細です。
※長文です

ハワイアンを初めて聞いたのは高校生の頃FANTASYでした。
疾走感のあるマイナー調の曲に、衝撃を受けたことを今でも覚えています。
当時、ハワイアンの熱が世間に浸透し始めた頃で、雑誌でもちょくちょく見かけていました。
雑誌では、「いつかハイスタと対バンしたい」と公言しており、恐らく多くのファンが今か今かとその日を楽しみにしていたのではないでしょうか。
FANTASYの次に出したSOULSではピザへレーベルを移籍し人気が爆発、その次に出たAcrossでポストハイスタの座を不動の物にしました。
この頃、海外でもSUM41やNFG（数え上げたらキリがないので割愛します)など次世代パンクバンドが目覚ましい活躍をしており、グリーンデイやオフスプ等に次ぐ次世代パンクムーブメントが起きました。
フェスでも日本の所謂メロコアバンドも出演し始め、時代の移り変わりを感じていました。

しかし。

音楽がいくら良くても時代と人の心は変わります。
誤解を恐れずに言えば、パンクリスナーのメイン層は十代から二十代の若い世代。
これは憶測ですが、当時若かったリスナーも段々とパンクを聞かなくなっていったのではないでしょうか。
当時心の芯を震わせた音楽も、「若かった」の一言で片付けられてしまう。あれは一過性の熱だったと。
みんな大人になり、時代はいつのまにか過ぎ去って行きました。

ハワイアン6はどうでしょうか。
時代と照らし合わせても、変わらないパンクサウンドを出し続けていました。
メンバーが変わっても、どんな状況でも走り続けていました。

10年前に出した10yearsというDVDがああります。
当時自分は、いいDVDだけど、10年バンドをするってすごいけど、ハワイアン好きだけど、、、内容はまぁまぁ、かな。
と感じました。