an・an(アン・アン) 2017年 10/11 号 [雑誌] の感想

山崎ナオコーラさんのエッセイがよかった。

恋をしよう、と決めて
自分の心の波立ちに敏感になるのは
けっこう面白い。
自分なりの解釈で
恋ということばを拡大解釈して
軽く自由に使ってみるのもいい。

恋人になりたい、という気持ちだけでなく
たとえば雑貨屋で
醤油差しの形にキュンとして
「絶対買おう」と決心するのも、
よく行くうどん屋の女性店員の
やさしい接客にドキドキして
「これからこのお店にくるのが
楽しくなりそう」と思うのも、
言いたきゃ「恋」と言っていい。

そんなふうにして、日常の中に
いっぱい恋を見つけるのも一興。

いいなあ。
命短し、恋多き一生を。