劇場 の感想
参照データ
タイトル | 劇場 |
発売日 | 2017-05-11 |
製作者 | 又吉 直樹 |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 9784103509516 |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学 |
購入者の感想
クソ主人公、永田を通して人間の弱さや汚さや醜さを読者にぶつけてくるような作品だった。彼が吐くセリフや、周りの人に突きつけられるセリフがちょくちょく自分の患部にささる感じで、少し気分が悪くなるような感覚がある。
純度100%クソ男永田と、純度100%の優しさでできたヒロイン沙希のコントラストがおもしろい。
終始、特に物語後半から希望が一切持てない話で重くなるが、ラストで少しだけ救いがある気がする。
しかしここまで読んだ読者は気づくでしょう。
永田は結局何も成長していないクソのままであるし、きっとこれから先もクソのままであると。
純度100%クソ男永田と、純度100%の優しさでできたヒロイン沙希のコントラストがおもしろい。
終始、特に物語後半から希望が一切持てない話で重くなるが、ラストで少しだけ救いがある気がする。
しかしここまで読んだ読者は気づくでしょう。
永田は結局何も成長していないクソのままであるし、きっとこれから先もクソのままであると。
きっと芸能畑の人には共感を得られる話なんだと思います。
凡庸な感性しか持ち合わせてない自分には、「そんな都合のいい女いねーよ」とか
「真面目に働け」とか「単なるヒモの話じゃないか」としか思えませんでした。
きっと感性豊かな人には、私が理解した単なる表面的なストーリだけでなく
登場人物の心の機微を感じ取ることができる内容だと思うのですが、自分では力不足でした。
凡庸な感性しか持ち合わせてない自分には、「そんな都合のいい女いねーよ」とか
「真面目に働け」とか「単なるヒモの話じゃないか」としか思えませんでした。
きっと感性豊かな人には、私が理解した単なる表面的なストーリだけでなく
登場人物の心の機微を感じ取ることができる内容だと思うのですが、自分では力不足でした。