魔法使いの嫁 1 (コミックブレイド) の感想

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参照データ

タイトル魔法使いの嫁 1 (コミックブレイド)
発売日2014-06-14
製作者ヤマザキコレ
販売元マッグガーデン
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

このレビューはこの作品をまだ読んだことがなく、読もうか検討している方へ向けています。
私は8巻まで読んでいます。その上でこの作品が面白いと思います。他のレビューでは酷評もあるので、そこも伏せて感想を書いていきます。(ストーリーの方向性としてややネタバレあり)

まず、この漫画は「人外×人間」の恋愛漫画として読むのが1番楽しめるのではないかと思います。「人外」と書くと奇妙な印象を受けるかと思いますが、本質は「違う種族、違う境遇の2人がその壁を乗り越えて成長し、惹かれ合う」というものです。ハリーポッターのような「魔法!青春!バトル!」といったものを想像してらっしゃる方はガッカリする作品だと思います。

この作品はとにかく情報を小出しで進めていきます。なのでストーリーの整合性、キャラクターの心情を理解するのに時間がかかります。主人公の過去の描写を一瞬チラ見せして、後のエピソードで回収するパターンなどが多いので、1巻から面白い!と引き込まれることはないかもしれません。悪く言うと、本筋としてのストーリー展開(主人公の恋愛模様、魔法使いとしての成長)が遅いです。ただ、その展開の遅さも2人の性格によるものなので(そういう演出なので)、この遅さも遠回しな愛情表現や伏線だと考えると、良さだと感じられます。

主人公2人ですが、どちらも癖のある性格、過去を持っていて「なぜそう考えるの?」「なぜそんな行動とれちゃうの?」と感じる人もいるようです。これは主人公達は生きる意味を見出せない、人間の感情への感受性が弱い、といった性格だからです。なので、恋愛要素がある漫画なのに、主人公2人は恋とか以前に基本的な感情がわからないスタートです。お互いのウソや誤魔化しを割り切って、あえて踏み入らなければ「問題なく」生活を続けられるという考え方からのスタートです。しかしストーリーが進むにつれて2人が感情を理解しだして、「仮面夫婦」の関係を抜け出して本音で向き合うまでの葛藤や戸惑い、成長が恋愛模様としての見どころと言えます。ただ、この漫画は感情描写を濁す傾向にあるので、その遠回しな描写に胸キュンできる人でないと物足りないかもしれません。

レビューも良く、随所で紹介されていたので購入しました。表紙の絵柄も好みです。
ストーリーやキャラ設定は素晴らしいと思いますが、絵や話しの進み方、見せ場が負けています。ちょっと分かりにくいコマ割もあるかな~…と。

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