これからの世界をつくる仲間たちへ の感想

高校生や大学生にたくさん読んでもらいたい！
きっと将来役に立つはず。

今後価値のある人材になるために、なにが重要なことなのかを理解しやすい言葉でまとめてあります。

落合陽一さんのソフトに見える外見とは裏腹にかなり骨太の内容になっていると思います。
（ちなみにお父様の「落合信彦」氏はもっとコワい見た目でしたが、やはりメッセージは骨太でした。）

人間にしかできないことをとことん追及して、コンピューターを使う立場になって世界の役いたっていこう！
というメッセージを僕は受け取ったと思います。

この本で語られているコンピューターとは、僕が今まで考えていたものとは違い、
例えば「一流企業の中間管理職の仕事が人間よりも良くできてしまう。」レベルのものと想定されています。

とんでもなくハードルは高いと思いますが、それが真実なんだろうと思いました。
これは自分で理解できたというよりも、「この筆者のいうことだから、そうなんだろうな。」という感じです。

「世界を生き抜くために武器を身に付けて戦おう。」的な本は、
意識的にも無意識的にも、お金を出せば手に入るようなことを勧めるもの（例えば、著者のセミナーや書籍に誘導させる）が多いと感じていますが、
落合さんの言っていることは、そういうことではなく、本当に自らの道を究めていく過程で見えつつある世界を想定して、
そこで「これからの世界をつくるために必要なこと」を本気で伝えようとしている、と理解しました。

時間をおいてまた読んでみたい本だと思いました。