ゴールデンカムイ 3 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) の感想

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参照データ

タイトルゴールデンカムイ 3 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
発売日2015-06-19
製作者野田サトル
販売元集英社
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

昔から戦記物が好きなのですが、平和主義者のつもりでした。この作品は、帰還兵のPTSDに光を当ている、珍しい作品です。戦場は戦地で死ぬのも地獄ですが、生きて帰ってきても地獄なのだと、教えてくれる、稀有な作品だと思います。

ゴールデンカムイを本棚に並べたら2、3巻だけ抜けていたので
再度購入しました。お気に入りの漫画です。
ベルセルクとゴールデンカムイだけです。続けて購入しているのは。

 1~5巻まで読み終わって振り返ると、本巻が一番笑った巻でした(何それ)。鶴見中尉周りは相変わらず恐いのですけど。
 3巻は、アシリパさん&白石の第七師団に捕えられた杉元の救出作戦から、最後のエゾオオカミ・レタラを狙う新たな脱獄囚・男臭さの濃縮液こと二瓶の登場&東北マタギの魂を持つ谷垣とのバディ結成。そうした本筋のあいだを副長が「カッコイイとはこういうことだ」と言わんばかりに大人の男の魅力を粋にふりまいて着々と北海道に国を造るという野望の土台つくりをしてゆきます。出会う人物を片端から新撰組隊士(しかもマイナーな隊士含む)で喩えてくる副長の新撰組愛と野田先生の土方愛(やはり北海道の漫画家さんは土方最期の地・五稜郭がある関係で土方に対する思い入れが強いのでしょうか)も凄い。
 そしてとうとう食わず嫌いしていたシサムのオソマ(味噌なんですけど)を口にしたアシリパさんと、食文化の点でやっと一歩シサムのほうに歩み寄ってくれた感動で、アシリパさんに突っ込み入れつつもジンワリする杉元、二人を脇目にマイペースにチャラチャラ桜鍋をつつく白石の三人が囲む食卓にほっこり。アシリパさんの顔芸は、冒頭のオソマデヴュー、中盤のフプチャ~サルナシのくだり、後半の鹿料理の場面の酒に酔った「ヒンッ!」と全てにおいて最高の出来です。
 脱獄王・白石は最初「何だコイツ!」と思ったけれど、驚異の順応性を発揮して第七師団・脱走兵ズ・杉元・&アシリパ組・アイヌコタンの間を飛び回り立ち回りして緊迫感を醸成する今後の伏線を張りつつ、その合間にしっかり「とりあえず一旦は獣に頭を噛まれる役立たず」という鉄板のポジションを確立し笑いも取りながら物語をうまく盛り上げてるキャラクターで「よく働く良いキャラ!」と唸らされました。よくやるドヤ顔のチェケラポーズとかが絶妙にうざくて素敵にムカつくんですよね(誉めています)。

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