PSYCHO-PASS サイコパス 選択なき幸福 - PS Vita の感想

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新キャラクターである監視官の女性、執行官の男性のどちらかを選択してとある一連の事件を追っていく物語です。
ダブル主人公でどちらを選んでも物語に大きな変化はありませんが、片方の謎がもう片方で明かされたりするので真に物語を理解するには二人をプレイする必要があります。
大筋の流れは同じですが、ドロイドとあだ名される人の心が分からない女性監視官、昔ながらの熱血バカな男性執行官と二人の真逆な個性の目線で語られるのでまた違う印象を受けます。
さらに従来の一係のメンバーとさして違和感なく溶け込めています。
ＩＦの世界ですが、時間軸は一期の前半、まだ槙島の事件が起きる前くらいだと思われます。
サイコパスの世界が好きでノベルを読む人にはオススメかも、サクッと7～8時間位でトゥルーエンドまで行けます。

ただし、一番の問題点はシステムです。2016年という最新にも関わらずノベルゲーでは最悪の部類に入ります。
初歩的な機能のみ搭載といった感じです。選択肢がありルート分岐、マルチエンディングでありながら既読率、エンディング表示、フローチャート、色が変わるなどの既に選んだ選択肢の識別表示がありません(到達エンディング確認はトロフィーで代用できますが)
また、選択肢だけではなく色相の変化(選択肢によって増減)でも分岐が変わる周回プレイ前提なのにスキップが激遅。勿論、次の選択肢まで飛ぶ、前に戻る機能はないです。
ミニゲームを入れるくらいなら、もっとシステムに力をいれて欲しかった。このミニゲームもクリアして点数集めて、画像や音声のアンロックを開放するのに交換して使うが非常に面倒くさい。かなり時間がかかりそうです。普通に既読率○○％で開放とかにしてほしい。
後は鳴り止まない電子コール、ヘリの爆音バグ。これ結構な頻度で発生します(体感ではそこでスキップやバックログ等何らかの操作をしてしまうとバグる気がします)。効果音が鳴り止まずロードしてもタイトルに戻っても鳴り続けるバグ。一旦リセットしなければならなくなります。

面白かったのですが快適性に欠けるのでマイナス１にしました。