炎628 [DVD] の感想
参照データ
タイトル | 炎628 [DVD] |
発売日 | 2013-12-20 |
監督 | エレム・クリモフ |
出演 | アレクセイ・クラフチェンコ |
販売元 | IVC,Ltd.(VC)(D) |
JANコード | 4933672242415 |
カテゴリ | DVD » ジャンル別 » 外国映画 » ドラマ |
購入者の感想
いろいろな場所でいろいろな意味での絶賛をされていたので見たいと思いながらもレンタルは無く、仕方ないのでAmazonで購入しました。うん、買って良かった。
ただ、私としては期待値が高すぎたのか、良かったけど大絶賛までは行かない感じです、それでも物凄い作品ではありますが。
第2時世界大戦末期の白ロシア(現ベラルーシ)。ティーンエイジの少年が、レジスタンスに参加したいが為に塹壕に埋められた銃を掘り出そうとしていると、空には偵察機の影があり…というのが冒頭です。
リアルな、非常にソリッドな映像、不協和音、役者の迫真の演技等が相まって、物凄い事になっています…
常に耳にぎりぎり意識しないでも聴こえてしまう不協和音から来る、まさにイヤな感じが緊張を強いてきますし、ストーリィの巻き込まれ感、因果応報不条理感が並大抵ではございません。イヤな予感をさせ、その予感を軽々しく超えてイヤな事しか起こらない泥沼感があります。
少年兵を演じる方のこの作品の後の人生を心配してしまうほどの演技、その表情、です…果たして彼の精神は無事であったのか、そこが気になります。少し前に見た野火の主演、塚本さんが生易しく思えます。映画冒頭の少年と同じ人物とは思えないほどの歳の取り方です…
人の暗部をつぶさに描いた傑作。
確かにある種の戦争映画の頂点とも言える作品です。が、観察映画を、フレデリック・ワイズマン作品を見てしまった後としては、もっと映画表現として先があるのではないか?と感じてしまいました。
戦争を経験していない方に、オススメ致します。
ただ、私としては期待値が高すぎたのか、良かったけど大絶賛までは行かない感じです、それでも物凄い作品ではありますが。
第2時世界大戦末期の白ロシア(現ベラルーシ)。ティーンエイジの少年が、レジスタンスに参加したいが為に塹壕に埋められた銃を掘り出そうとしていると、空には偵察機の影があり…というのが冒頭です。
リアルな、非常にソリッドな映像、不協和音、役者の迫真の演技等が相まって、物凄い事になっています…
常に耳にぎりぎり意識しないでも聴こえてしまう不協和音から来る、まさにイヤな感じが緊張を強いてきますし、ストーリィの巻き込まれ感、因果応報不条理感が並大抵ではございません。イヤな予感をさせ、その予感を軽々しく超えてイヤな事しか起こらない泥沼感があります。
少年兵を演じる方のこの作品の後の人生を心配してしまうほどの演技、その表情、です…果たして彼の精神は無事であったのか、そこが気になります。少し前に見た野火の主演、塚本さんが生易しく思えます。映画冒頭の少年と同じ人物とは思えないほどの歳の取り方です…
人の暗部をつぶさに描いた傑作。
確かにある種の戦争映画の頂点とも言える作品です。が、観察映画を、フレデリック・ワイズマン作品を見てしまった後としては、もっと映画表現として先があるのではないか?と感じてしまいました。
戦争を経験していない方に、オススメ致します。