ライフ 4K ULTRA HD & ブルーレイセット [4K ULTRA HD + Blu-ray] の感想
参照データ
タイトル | ライフ 4K ULTRA HD & ブルーレイセット [4K ULTRA HD + Blu-ray] |
発売日 | 2017-12-06 |
監督 | ダニエル・エスピノーサ |
出演 | ジェイク・ギレンホール |
販売元 | ソニー・ピクチャーズエンタテインメント |
JANコード | 4547462114792 |
カテゴリ | DVD » ジャンル別 » 外国映画 » SF |
購入者の感想
本作はエイリアン系のSFスリラーであり、環境的にもほぼ話は
同じだ。ゆえにつまらない・・・ということは全くなく、色々な
意味で新感覚なのであった。
とにかく生命体がISSに乗り込むまでの「道理」が納得出来るもの
だし、日本のはやぶさあたりの任務でも可能性があるから、余計に
リアルなのだと思う。
ジェイク・ギレンホール、ライアン・レイノルズ&真田広之という
共演も楽しい。「エベレスト」で存在感を見せた森直子もチョイ役
で出演している。生命体が成長してからのデザインはタコ+イカみたい
でどうかな、と思うが(笑)、細胞生物という点でもやはり新しい。
特典映像は60分ほどメイキング&インタビューが収録されている。
やはりこのテの映画は「どうやって撮っているのか」が関心事なので、
その裏側が楽しめるのがブルーレイならでは。ネタバレ厳禁映画だが、
続編は出来るのだろうか・・・。星は4つです。
同じだ。ゆえにつまらない・・・ということは全くなく、色々な
意味で新感覚なのであった。
とにかく生命体がISSに乗り込むまでの「道理」が納得出来るもの
だし、日本のはやぶさあたりの任務でも可能性があるから、余計に
リアルなのだと思う。
ジェイク・ギレンホール、ライアン・レイノルズ&真田広之という
共演も楽しい。「エベレスト」で存在感を見せた森直子もチョイ役
で出演している。生命体が成長してからのデザインはタコ+イカみたい
でどうかな、と思うが(笑)、細胞生物という点でもやはり新しい。
特典映像は60分ほどメイキング&インタビューが収録されている。
やはりこのテの映画は「どうやって撮っているのか」が関心事なので、
その裏側が楽しめるのがブルーレイならでは。ネタバレ厳禁映画だが、
続編は出来るのだろうか・・・。星は4つです。
ちょっと困った作品。
見かけはキャストを含めて”本格SF大作”なのだが中身は露骨にB級の内容。
お話の基本構造は宇宙空間にしつらえられた密室を舞台としたモンスターホラーであり、エイリアン(1979年)の登場以来、同設定のSF作品は山ほど制作されて来た訳で、この充実したキャストと整えられたプロダクションを用意しながらなぜ今更「この内容」なのか。
メジャー配給作として予算&プロダクションがキッチリと組まれており(約65億円)見かけで言えばチープさはありません。
そう見るならば「ゼロ・グラビティ」以降、格段にリアリティが増した宇宙空間の描写を使ってお馴染みのモンスターSFを再構築=アップデートするのが狙いだったのでしょうか。
実際、舞台となる国際宇宙ステーション(ISS)のセットデザインはよくできていて無重力空間を縦横に動き回るクルーを追うカメラの動きもデジタル映像の利点を生かして見応えを生んでいる気はいたします。
しかし描写が火星の地表から採取したサンプル中に見つかった多細胞生命体(カルビン君)の「進化」を中心とした内容に移行すると途端に「いつかどこかで見たSFホラー」と化してしまうのが残念。
この手のジャンル作の重要要素、カルビン君の造形には一定範囲でアイデアもうかがえるのですがその進化のスピードや人間の体内に潜り込んで…という中盤以降の描写は娯楽要素としては理解できますがいささか現実味に欠け、舞台となるステーションの設定描写のリアリティとは噛み合っていない雰囲気。
また、このステーションがノストロモ号のような巨大な施設ではないこともサスペンスの創出を難しくしている印象。
個人的にはカルビン君を大暴れさせて犠牲者続出の展開にするよりは「静かな侵略者」として描く知的サスペンスに仕立ててもらいたかったというのが正直なところです。
とは言えライアン・レイノルズ、ジェイク・ギレンホール、レベッカ・ファーガソンにもちろん真田広之まで多彩なキャストを揃えた布陣は中々に充実しており、豪華なB級SFモンスターホラーとして見る分にはグレード感もあります。
見かけはキャストを含めて”本格SF大作”なのだが中身は露骨にB級の内容。
お話の基本構造は宇宙空間にしつらえられた密室を舞台としたモンスターホラーであり、エイリアン(1979年)の登場以来、同設定のSF作品は山ほど制作されて来た訳で、この充実したキャストと整えられたプロダクションを用意しながらなぜ今更「この内容」なのか。
メジャー配給作として予算&プロダクションがキッチリと組まれており(約65億円)見かけで言えばチープさはありません。
そう見るならば「ゼロ・グラビティ」以降、格段にリアリティが増した宇宙空間の描写を使ってお馴染みのモンスターSFを再構築=アップデートするのが狙いだったのでしょうか。
実際、舞台となる国際宇宙ステーション(ISS)のセットデザインはよくできていて無重力空間を縦横に動き回るクルーを追うカメラの動きもデジタル映像の利点を生かして見応えを生んでいる気はいたします。
しかし描写が火星の地表から採取したサンプル中に見つかった多細胞生命体(カルビン君)の「進化」を中心とした内容に移行すると途端に「いつかどこかで見たSFホラー」と化してしまうのが残念。
この手のジャンル作の重要要素、カルビン君の造形には一定範囲でアイデアもうかがえるのですがその進化のスピードや人間の体内に潜り込んで…という中盤以降の描写は娯楽要素としては理解できますがいささか現実味に欠け、舞台となるステーションの設定描写のリアリティとは噛み合っていない雰囲気。
また、このステーションがノストロモ号のような巨大な施設ではないこともサスペンスの創出を難しくしている印象。
個人的にはカルビン君を大暴れさせて犠牲者続出の展開にするよりは「静かな侵略者」として描く知的サスペンスに仕立ててもらいたかったというのが正直なところです。
とは言えライアン・レイノルズ、ジェイク・ギレンホール、レベッカ・ファーガソンにもちろん真田広之まで多彩なキャストを揃えた布陣は中々に充実しており、豪華なB級SFモンスターホラーとして見る分にはグレード感もあります。