2ガンズ [DVD] の感想

原作はスティーブン・グラントの同名のグラフィックノベル。
脚本、編集、撮影、演出の全てのレベルが安定して高く、安心して最後まで楽しめる完成度の高いアクション映画。
決して譲らない主役二人の掛け合いや押し問答でのユーモアのセンスが良く、CIA、麻薬捜査局、海軍、マフィア、それぞれの集団の思惑が絡み合っていく様を分かりやすく描いた脚本が秀逸。
最後の解決策が若干強引なものの、何時の間にか敵だらけになってしてしまう展開も巧い。
バディムービーが好きなら必見の作品。

デンゼルは真面目なんだけど、ウォルバーグに釣られて2人の掛け合い騙し合い息ぴったりでサイコー。ウィンクがキーワード!!つい一緒にバチーン!!ってやっちゃうぜ。

お買い得価格での再発。

デンゼル・ワシントンとマーク・ウォールバーグによる軽快なノリのコンビネーションプレー・アクション。
実は潜入捜査員だったとか、敵が組織や軍隊やCIAといった、三つ巴で、加えて裏切りがあったりと、やや込み入った展開となっています。
それぞれの立ち位置が分かりかけるとおもしろくなりますが、こういったジャンルのパターン化にも気が付くと思います。
ひとつの見方として、アメリカ社会をひねって皮肉ったストーリーともいえます。
マーク・ウォールバーグの「ザ・シューター/極大射程」を彷彿とさせるシューティングシーンがあります。
デンゼル・ワシントンは、「サブウェイ123 激突」、「アンストッパブル」、「フライト」などといった社会性を捉えた映画への主演ならでは活躍です。