Re:ゼロから始める異世界生活 6 (MF文庫J) の感想

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参照データ

タイトルRe:ゼロから始める異世界生活 6 (MF文庫J)
発売日2015-04-25
製作者長月 達平
販売元KADOKAWA / メディアファクトリー
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル

購入者の感想

主人公には終始、共感しました。
人間死ぬのは怖いから極度のストレスを抱えると、一度決意したことなんて簡単に忘れるし、滑稽だ、無様だ、なんてことも生死の分かれ目を決める場面ならどうでもよくなる。
大体、理不尽な場所に連れてこられて、理不尽な扱いを受けて、怒るなって方が難しい。
必死こいて変えようとしてる現状を変えることができない己の無力さ、無能さ、文字だけでこんなにも表現している。作者の方は素晴らしい才能の持ち主だと思います、こんな純粋な主人公、物語を焦らす主人公もそういないと思いました。
ファンタジー世界では活躍できるなんて勝手に妄想してる方がよっぽど現状の無力を痛感してる筈なのに、主人公が無力でうざいなんてのは見当違い。彼は不条理な現状さえなければ純粋な人間、ちょいと捻くれ者くらいです。作中でも散々言っていますが、自分の無力さなんて彼が一番痛感してる、体験してもいないのに遠目から彼をみて、死と対面して奮闘してる彼を糾弾するのはあまりに同じ能力の人間として筋違いではないでしょうか、言わば彼は武器がなければ無力である人間の見本なのです。レベル1で大魔王を倒せないように、人間である主人公も化け物には勝てないのです。チート能力で敵を屠るより、確実に勝てないであろう相手に一発吠え面かかせる物語が好きなので、この作品は魅力的です。何回も言いますが、主人公は人間です。人間は心の何処かに必ず闇をもっています、理不尽なことばかり突きつけられダークサイドに堕ちるなんてことは誰にでもあります、そして人間は予知能力がありません。主人公のせいで誰かが死んでも主人公にはそれは予想できません。一番後悔するのは主人公です、他人が言わなくてもそれは主人公が一番理解していることです。
評価の低いレビューの多くに主人公が気持ち悪いとか、うざいとかありますが、果たして本当にそうでしょうか。嫌いな奴には皮肉交じりの意地汚い言い方をするのに、信頼における人物には好意を示す。

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