Re:ゼロから始める異世界生活11 (MF文庫J) の感想

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参照データ

タイトルRe:ゼロから始める異世界生活11 (MF文庫J)
発売日2016-12-23
製作者長月 達平
販売元KADOKAWA
JANコード9784040687704
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル

購入者の感想

今回も非常に楽しませてもらいました。ただ、読むたびに先が気になりすぎていっその事Web版を全部読んでしまいたい衝動に駆られて困っています。それほどに今回も衝撃的なものでした。
ガーフィールのスバルに対する敵愾心、ロズワール邸でのエルザとの対決、そして、巨大な悪夢の登場。
聖域の問題にそれらの問題が加えられ、またしてもスバルの前に多くの難題が立ちふさがります。悲劇も衝撃も三章と同等あるいはそれ以上のように感じられました。いえ、正直スバルの死に様も考えれば、三章よりもキツいです。何よりも今回は三章とは異なった未来ばかりを辿る事になります。死んだ時の情報が何よりの武器になるスバルにとっては最悪の出来事の連続。そんな中、この四章からはナツキ・スバルの心境に変化があったように思いました。
と言いますとナツキ・スバルは以前死ぬのなんて一度だけでいいと言っていました。ですが、今回は死ぬ事に何ら躊躇を見せず言うなればゲームのようにリセットを躊躇わず、どんな深刻な状況でも冷酷に見つめ行動する場面がいくつも見られました。ハッピーエンドの為に死ぬ事を厭わない彼の行動は悪い意味で魔女教徒のものに近いとも感じ、これもある意味注目するべき所だと思います。
そんな今巻ですが、結論としては非常に満足できると思います。
陰鬱な心を和らげるようなオットーやラムとの掛け合いもあり、ロズワールとの会合や新たなる魔女の登場により深まる謎があり、そして、最後の引き。凄惨で目を覆うほどの展開ばかりですが、それと同時に見所も沢山あり先が気になってページを読む手は止まりません。先ほども言いましたが、Web版のリゼロを読んでしまいたくなります。
ただ、作者のTwitterでの発言によると今回もWeb版と流れが違うらしいので、読んでしまうのも躊躇われます。
もう早く次の巻読みたくて仕方ないです!

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