問題児たちが異世界から来るそうですよ? Blu-ray 第1巻 の感想

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俺様主人公なので嫌いな人も居るとは思うが、ストーリーは面白い。
ただ全10話なので世界観や設定を手短にまとめているので馴染むのが辛い。
2,3話増えれば、各キャラや世界観も丁寧に描けて置いてきぼり感が解消できると思う。
そういう意味では勿体無い作品。
ただ中の人の演技が残念なのは頂けない。

主人公の性格のクセが強く、それを許容できるかどうかがミソ。
中二的で自信に満ち溢れ、頭の回転も早く、チート並みの戦闘能力。その上、生意気。
実力のある自信というのは、欧米では好かれるが、東アジアの人間は謙譲を美徳とする精神論が根強いので
反発も多かろうと思う。
それは羨望や嫉妬の感情の入り混じった非常に厄介なものだ。
個人的には好きだ。歳を取ると、かわいく見えてしまうものらしい。
中学生時分に見たら主人公に腹が立っていたかもしれないが
二十歳も過ぎた良い大人になると、色々な面で冷静になれるようだ。
単なる自信過剰ではなく、短絡的に見える行動も実はちゃんと考えてあったりもする。
だが、人間は一度反感を持つと「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」になってしまう心理が働き、全てを否定しがちになってしまう。
人の感情というのは本当に面倒だ。
まぁ作品のタイトル「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」の通りだ。主人公の含めた３人は、確かに問題児である。

前置きが長くなってしまったけど、話の内容も悪くない。
展開も王道に沿ったものだが、ハズレはしない。
ただ、童話等の知識がある程度ないと、そこに個人的な世界観を盛り込んでいるので
何を話してるのか解り難い部分が中盤から後半にかけては特に多いように思う。

それはさて置き、黒うさぎが可愛い。
色々書いたけど、正直それに尽きるかもしれない。
黒うさぎが可愛いから見てる。というのはあながち間違いじゃない。