対魔導学園35試験小隊 10.魔女狩り戦争(上) (富士見ファンタジア文庫) の感想

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タイトル対魔導学園35試験小隊 10.魔女狩り戦争(上) (富士見ファンタジア文庫)
発売日2015-05-22
製作者柳実 冬貴
販売元KADOKAWA / 富士見書房
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カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル

購入者の感想

今回は鐵隼人にスポットがあたっています。
彼の精神の在り方、任務に対する姿勢の変化が丁寧に描写されており、
かつ、
主人公たちと対比させ、主人公たちの意思決定を深めている所はとてもよかったと思います。
強いて言うならば、
もう少し隼人に関しての描写を増やしてもいいのでは、と思いました。

さて、
落ちこぼれ(能力が低いとは言っていないし、特技が無いとも言っていない)の集団が、色々な経験を経て活躍する、という物語の宿命でしょうか。
彼らの能力はもはや平均を遥に超えたものとなっています(より正確には元々のパフォーマンスを最大限に発揮しているというべきでしょう)。
しかし、シリアスな物語を進めるにおいてこのような展開は当たり前であり、今更文句を言うのは筋違いでしょう。

とはいえ、強化の幅が少々突飛過ぎる事は否めません。
小隊において一般的な肉体で戦闘行動に参加するうさぎちゃんですが、突如として異常なまでの狙撃技術を行使します。
元々、優秀であると描写されていましたが、高速機動できる相手を、味方の射撃行為の合間を縫って弾丸を命中させるというのには、唖然としました。
カタルシスを感じるシーンではありますが、私の主観としては無茶がありすぎるとしか思えませんでした。

個人的に一番引き込まれたのは京夜と明のやりとりです。

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