CLANNAD Blu-ray Box の感想

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キャラデザが好きでなく、観られずにいた作品。
別のサイトで評価を見て、内容に興味を持った。
Key原作のゲームのアニメ化作品。　全22話。
せっかく観るならやはりBDがよいと思い、レンタルDVDで数話視聴後に北米版を購入。
字幕はOFF可能。

この作品には、
人が生きていくのに普遍的に存在する社会の問題や、
とりわけ感受性の高い中高生時代に感じやすい、
さまざまな（家族や友達や好きな人に対する）悩みや葛藤、挫折、悲しみなどが描かれており、
それらを友人や家族と共に、乗り越えていく様子が描かれている。

その中で描かれていることは、その程度や事柄が大なり小なり違っても、
…人生を振り返った時に自分が経験したことがあるような内容だったり、
自分に同じようなことがなくても間接的に携わったことがあるような内容だったり、
今まさに自分が置かれているような境遇だったり…で、
主人公達を身近に感じたり自分と重ね合わせながら物語の中に入り込めるし、
共感することができる。

作中には何人かのストーリーがあるが、
きっと、それぞれ観る人によって共感できるストーリーは異なるだろう。
ちなみに、個人的に特に印象に残ったのは "ことみ"の物語。
思わず涙があふれた。

一方で、ファンタジーや「ぷぷっ」と笑ってしまうようなシーンが随所にあり、
だからこそ、この作品は重くなりすぎず観られる。

キャラデザで手が出せずにいた方、おすすめです。

購入を検討の方は、国内版BDもひとつの選択だが、
自分的には北米版BDで何の不満も感じず十分満足できた。