新世紀エヴァンゲリオンANIMAヴィジュアルブック (DENGEKI HOBBY BOOKS) の感想
参照データ
タイトル | 新世紀エヴァンゲリオンANIMAヴィジュアルブック (DENGEKI HOBBY BOOKS) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 山下 いくと |
販売元 | アスキーメディアワークス |
機種 | Windows |
JANコード | 9784048685269 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » イラスト集・オフィシャルブック |
購入者の感想
エヴァの1話のベース脚本に始まり作品中で精神汚染などの用語からメカニック設定までSFガジェットを提供したデザイナー山下いくとによるエヴァの続編作品の設定集。エヴァはその作品中にちりばめられた宗教モチーフやら精神世界描写によりセカイ系の元祖的なものと紹介される場合が多いけど、根幹にあるのは「トップをねらえ!」や「グレンラガン」などのガイナ作品に共通するワイドスクリーンバロック的なSF要素だと思う。エヴァANIMAはエヴァの中のSF的な要素に重点をおいて1話の延長線上で山下が最終話からあとの話を作ったらこうなったというまさに山下版エヴァンゲリオンだ。初放映後15年の歳月を経て進化したエヴァビジュアルもさることながら、作中に登場する過去のSF映像作品へのオマージュ(3機の0・0エヴァとか黒い綾波とかは某ITC作品オマージュだよね)とか、ああなんか昔のガイナックス=ゼネプロ作品を見てるようなマニアの郷愁をくすぐる心地よさ。ちょっと残念なのは、イラストの収録数が思ったより少なかったこと、ただこれは小説部がスーパーエヴァ出撃までの収録なので、ネタバレになるのでそこまでしか入れられなかったのだろう。下巻ないしイラスト編の発売を期待するところだ。